福吉貴文

福吉貴文：愛媛から全国へ羽ばたくアナウンサーの軌跡

1994年12月12日、愛媛県松山市に生まれた福吉貴文さんは、幼少期から培ってきた表現力と才能を開花させ、アナウンサーとしての道を歩むことになります。

学び舎から放送の世界へ

松山市立雄新中学校、愛媛県立松山東高等学校と地元で学びを積み重ねた福吉さんは、高校時代から放送部で活動を始めます。その後、同志社大学社会学部社会学科に進学。大学生活では、同志社学生放送局に在籍し、KBS京都や京都コミュニティ放送でリポーターとして活躍。学生時代から実践的な経験を積んだことが、後のアナウンサーとしてのキャリア形成に大きく貢献することとなります。

受賞歴とテレビ愛媛での活躍

大学在学中の2015年、第32回NHK全国大学放送コンテスト アナウンス部門で見事優勝を果たしました。この功績により、2016年度同志社大学育英賞を受賞。高い能力と才能を認められ、将来を期待される学生として注目を集めました。

2017年4月、テレビ愛媛に入社。地元愛媛でアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせます。数々の番組に出演し、幅広い視聴者層に親しまれる存在となりました。代表的な番組には、『ふるさと絶賛バラエティいーよ！』、『ほーなん』、そして『EBC Live News』などがあり、それぞれで持ち前の明るさと落ち着いた語り口で視聴者を引き込みました。特に『EBC Live News』では木・金曜日のニュースキャスターとして活躍しました。また、2019年には映画『ONE PIECE STAMPEDE』に出演するなど、その活躍の場は地元にとどまらず、全国へと広がりを見せていました。同年には『女性セブン』で地方局イケメンアナとして紹介され、愛媛の銘菓の魅力を発信するなど、多様な活動に積極的に挑戦しました。

ウェザーニューズでの新たな挑戦

2022年9月末にテレビ愛媛を退社した福吉さんは、同年10月にウェザーニューズに入社。新たなステージで、気象情報という新たな分野に挑戦することとなります。当初は『ウェザーニュースLiVE』の制作スタッフとして裏方業務に携わっていましたが、持ち前のアナウンススキルを生かし、公式YouTubeチャンネルの動画で進行役やナレーションを務めるなど、着実に存在感を示しました。

キャスターとしての成長

ウェザーニューズ入社後は、積極的にキャスターとしての活動も開始。2024年には、ウェザーニュースLiVEへの出演機会が増加。単独での番組進行や、ベテラン予報士・キャスターとの共演を果たし、経験を重ねる毎に成長を遂げました。

2024年1月1日には田無神社からの生中継、5月25日には津波に関する特別解説で山口剛央予報士と、7月8日には西日本豪雨の特番で駒木結衣キャスターと共演するなど、重要な役割を担う機会も増えました。同年8月7日にはウェザーニュースLiVE・アフタヌーンで単独での番組進行を担当し、キャスターとしての確かな実力を見せつけました。10月20日にはウェザーニュース劇場ライブビューイングのパネラーとして参加し、お天気クイズで全問正解という素晴らしい結果を残しました。そして11月11日には、ウェザーニュースLiVE・ムーンを初担当。ムーン担当キャスターの駒木結衣さんの代役として出演し、見事な進行ぶりで視聴者を魅了しました。

未来への展望

地元愛媛での活躍から始まり、現在は全国へと活躍の場を広げている福吉貴文さん。アナウンサーとして培ってきたスキルと経験を活かし、気象情報という新たな分野でさらなる高みを目指し、挑戦を続けています。今後の活躍にも目が離せません。

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