山口剛央

山口剛央：ウェザーニュースLiVEを支える気象予報士

山口剛央氏（やまぐち たけひさ）は、1973年生まれの気象予報士としてウェザーニューズの予報センターに所属し、同社の看板番組「ウェザーニュースLiVE」で活躍しています。愛称は「ぐっさん」として親しまれています。

気象への道：理科年表からウェザーニュースへ

山口氏の気象への関心の始まりは中学2年生の頃、書店で手に取った「理科年表」でした。地震への強い興味が、気象への関心に繋がったのです。大学進学では、理系科目が苦手だったことから法学部に進学しましたが、気象予報士の試験を目指し、並行して勉学に励みました。1996年、3度目の挑戦で晴れて気象予報士の資格を取得します。合格の決め手は、試験当日に自身の記憶と一致する天気図が出題されたという幸運にも恵まれたことでした。

その後、医薬品会社を退社し、転職活動中にウェザーニュースと出会います。1997年に入社後は、西日本の道路気象を担当するなど、予報業務に携わってきました。

ウェザーニュースLiVEでの活躍と視聴者との繋がり

2009年頃からは「ウェザーニュースLiVE」（旧SOLiVE24）に出演。気象情報の解説に加え、自身の被災体験や地震に関する解説、観測機器の原理解説など、幅広い知識と経験に基づいた情報を発信しています。2011年東日本大震災発生時には、発災直後から約30時間にわたって番組に出演し、正確な情報伝達に貢献しました。

山口氏の番組内での活躍は、単なる気象情報の解説にとどまりません。持ち前の真面目な人柄と、時折見せるお茶目な一面とのギャップが視聴者を引きつけ、数々の名場面・迷場面を生み出しています。これらのシーンは、視聴者によってYouTubeなどに投稿され、大きな反響を呼んでいます。

個性的な一面とプライベート

山口氏は、幼少期から気象観測を続け、自作の地震計や雨量計を作るなど、並々ならぬ情熱を持っています。趣味は阪神タイガースの観戦で、特に2023年のリーグ優勝と日本一には、ウェザーニュースLiVEで特番が組まれるほどでした。また、極度の暑がりで、夏場は水シャワーを浴び、水温を測るのが習慣となっているなど、独特の生活習慣も持っています。

さらに、土木工学にも造詣が深く、橋やトンネルの形状などに強い興味を示しています。

「ダンゴムシ事件」と更なる人気

2022年3月、番組内で発生した「ダンゴムシ事件」（番組内で共演者から「ダンゴムシ」と間違われ呼ばれた出来事）は、YouTubeで1000万回以上再生されるなど、大きな話題となりました。この出来事をきっかけに、山口氏の知名度はさらに向上しました。

まとめ

山口剛央氏は、専門知識と個性的なキャラクター、そして視聴者との強い繋がりによって、ウェザーニュースLiVEを代表する気象予報士の一人として活躍しています。気象への情熱、真面目さとユーモアのバランス、そして視聴者とのインタラクションが、彼の魅力であり、ウェザーニュースLiVEの人気を支える大きな力となっていると言えるでしょう。彼の今後の活躍にも期待が高まります。

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