福岡県指定文化財一覧

福岡県指定文化財一覧は、福岡県が指定する文化財や史跡などをまとめたものです。ここでは、その概要と代表的な文化財について解説します。

概要

2015年5月1日現在、福岡県指定文化財は688件に及びます。その内訳は以下の通りです。

有形文化財: 322件（建造物55件、絵画22件、彫刻62件、工芸品53件、書籍・典籍1件、古文書22件、歴史資料4件、考古資料103件）
無形文化財: 8件
民俗文化財: 155件（有形民俗文化財85件、無形民俗文化財70件）
記念物: 203件（史跡74件、名勝5件、天然記念物124件）


有形文化財

建造物：崇福寺山門（福岡市）、旧三浦家住宅（福岡市）、旧山下家住宅（福岡市）、西南学院大学博物館（福岡市）、石田家住宅（朝倉市）、鹿毛鶴之助宅附属屋（久留米市）、水田天満宮本殿（筑後市）、旧戸島家住宅主屋（柳川市）、桜井神社本殿・拝殿・楼門（糸島市）、桜井神社石橋 附 御池石垣 石段 一基（糸島市）など、歴史的・文化的に価値の高い建造物が指定されています。
絵画：紙本著色即非画像（北九州市）などが指定されています。
彫刻：銅造亀山上皇立像（福岡市）、木造元晦禅師坐像（福智町）、木造聖観音立像（大野城市）などが指定されています。
工芸品：刀（源正包）、脇差（源正包）（共に北九州市）など、優れた技術や美術的価値を持つ工芸品が指定されています。
古文書・考古資料：元亨二年在銘法橋琳弁石卒都婆（飯塚市）など、歴史や文化を研究する上で重要な資料が指定されています。

民俗文化財

有形民俗文化財：博多人形祖型（春日市）など、人々の生活や生業で使用されてきた有形の民俗文化財が指定されています。
無形民俗文化財：黒崎祇園山笠（北九州市八幡西区）、山誉め祭（志賀海神社の祭り、福岡市東区志賀島）、山野の楽（若八幡神社の祭り、嘉麻市）など、人々の生活に根ざした無形の民俗文化財が指定されています。

記念物

史跡：山家宿西構口並びに土塀（筑紫野市）、北原白秋生家跡（柳川市）など、歴史上重要な場所や事跡を示すものが指定されています。
天然記念物：春日の杜（クス）（春日市春日神社境内）、センリョウ叢林（春日市春日神社境内）、ナギの杜（春日市須玖住吉神社境内）、麻生池のオグラコウホネ自生地（八女市）など、学術的に価値の高い動植物や地質鉱物などが指定されています。

福岡県には、この他にも多くの貴重な文化財が存在します。これらの文化財は、福岡県の歴史や文化を伝える上で重要な役割を果たしており、地域の人々によって大切に保存・継承されています。

関連情報

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文化財を探す - 福岡県教育庁教育総務部文化財保護課'>福岡県内の文化財を探す - 福岡県教育庁教育総務部文化財保護課
『春日市文化財マップ さがしてみよう・あるいてみよう文化財』(奴国の丘歴史資料館・春日市教育委員会文化財課)

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