福岡県立浮羽究真館高等学校

福岡県立浮羽究真館高等学校

福岡県立浮羽究真館高等学校（ふくおかけんりつ うきはきゅうしんかんこうとうがっこう）は、福岡県うきは市吉井町生葉に所在する県立高等学校であり、全日制の普通科を設置しています。この学校は、長い歴史を持ち、多くの伝統や行事が受け継がれています。

沿革

この学校の起源は、1907年に設立された浮羽郡立浮羽高等女学校に遡ります。1915年に県立に移管され、福岡県立浮羽高等女学校と改称されると共に、1920年には併設された福岡県立浮羽中学校が開校されました。さらに、1948年には福岡県立浮羽高等学校へ改称し、翌年には定時制を設置しました。特に、1949年には福岡県立浮羽女子高等学校と統合され、1965年には浮羽東高等学校が分離されるなど、幾度かの変革を経て現在に至ります。最終的に、2005年には県立の再編に伴い、浮羽高等学校と浮羽東高等学校が合併し、福岡県立浮羽究真館高等学校が創立されました。

校訓と通学区域

校訓は「立志 錬磨 不愧」です。この言葉には、「志を立て、己を磨き、天地に恥じぬ生き方をする」ことが込められています。学校の通学区域は福岡県全域と大分県全域で、特に大分県からの自宅通学者は入学定員の10％以内に制限されています。

学校行事

学校では、様々な行事が行われています。毎年4月に入学式を迎え、6月には大運動会が開催されます。また、9月には文化祭である鷹取祭が行われ、体験入学も同時期に実施されます。10月には再度の体験入学、1月にはマラソン大会が楽しまれ、3月には卒業式が行われるなど、年間を通して多彩な行事が組まれています。

部活動

福岡県立浮羽究真館高等学校では、体育部と文化部があり、さまざまな部活動が展開されています。体育部には、陸上部、水泳部、弓道部、柔道部、野球部、バスケットボール部、卓球部、サッカー部などがあり、さらに文化部では、吹奏楽部、音楽部、写真部、書道部、美術部、ESS部、放送部、文芸部、茶道部、華道部が活動しています。中でも写真部は九州大会に出場するなど、実績を積んでいます。

交通アクセス

浮羽究真館高校へのアクセスは便利で、最寄りの駅はJR九州 久大本線の筑後吉井駅で、自転車を利用して約15分で到着します。また、西鉄バス久留米線の浮羽究真館高校前バス停からは徒歩3分と近く、さらに国道210号線に接しており、交通の便が良好です。

著名な卒業生

この学校の卒業生の中には、競泳選手の後藤暢がいらっしゃいます。彼は1952年のヘルシンキオリンピックで男子800m自由形リレーに出場し、銀メダルを獲得しています。また、参議院議員の渕上貞雄や声優の弥永和子もこの学校の卒業生として知られています。

まとめ

福岡県立浮羽究真館高等学校は、歴史と伝統を持ちながら、充実した教育環境と多様な行事、部活動を提供することを目指しています。地域の学生にとって、学ぶ場として大変魅力的な学校の一つと言えるでしょう。

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