福島 - 郡山線(高速バス)
福島 - 郡山線は、
福島県福島市と
郡山市を結んでいた
高速バス路線です。
福島交通によって運行されていましたが、
2019年12月11日に運行を終了しました。
運行終了時の概要
運行会社: 福島交通(福島支社・郡山支社)
運行経路:
福島競馬場前 -
福島市役所前 - 福島上町 - 福島大町 - 福島駅東口 - 福島駅西口 - 八木田橋 - 八木田 -
福島運輸支局 - 福島西IC - (東北自動車道) - 二本松バスストップ - (郡山IC) - コパル前 - 第六中学校 - 桑野三丁目 -
郡山女子大学 -
郡山市役所 - 安積黎明高校 - 虎丸 - 郡山駅前
運行回数: 平日1日7往復、土休日1日4往復
運賃(福島 - 郡山間):
大人片道:900円
専用回数券:4,000円(450円×10枚綴り)
定期券(1ヶ月):通勤用26,950円、通学用16,470円
定期券(3ヶ月):通勤用76,810円、通学用46,940円
運賃(福島・郡山 - 二本松間):
大人片道:500円
定期券の設定なし
歴史
1999年3月16日:1日6往復で運行開始。福島側の起点は県庁前。
200x年:1日10往復に増便。
福島競馬場前発着となる。
2003年
12月1日:福島駅西口(福島ビューホテル前)経由となる。
2007年7月1日:1日9往復に減便。
2007年10月1日:1日8往復に減便。
2009年6月1日:
福島市内を経路変更。市役所前経由となる。
2009年10月1日:
郡山市内に「安積黎明高校」停留所を追加。
2011年
3月14日:
東北地方太平洋沖地震の影響による運休から通常ダイヤで運行再開。
2011年
4月11日:平日に5往復増便。
2011年4月15日:「二本松バスストップ」停留所への停車を開始。
2012年4月1日:減便。平日1日9往復、土日祝日及び年末年始は1日6往復。
2013年10月1日:減便。平日1日7往復、土日祝日及び年末年始は1日4往復。
福島市内の経路を一部変更。「
福島県庁前」バス停を廃止、「福島大町」停留所を新設。
2014年4月1日:運賃改定。
2019年6月21日:運賃改定。学生休日専用回数券の発売を終了。
2019年10月:
令和元年東日本台風(台風19号)の影響により運休。定期券・回数券の払い戻し対応。
2019年12月11日:運行再開されないまま、運行終了が発表。定期乗車券・回数乗車券は
2020年7月31日まで払い戻し。
利用状況と廃止の背景
仙台 - 福島線と同時に開業しましたが、仙台線と比べると利用状況は振るいませんでした。朝夕の通勤・通学客に利用されていましたが、以下の要因により利用客数が落ち込み、収益性の悪化が止まらなくなりました。
所要時間が鉄道より長い(バス1時間10分、鉄道48分)。
福島、郡山両市内ともに渋滞の激しい区間を通過するため定時性が悪い。
運賃が鉄道より高い(通常運賃:バス900円、鉄道860円)。
運転本数が鉄道より少ない(バス平日1日7往復、休日4往復に対し、鉄道は平日・休日ともに25.5往復)。
このような状況の中、台風被害により運行休止となり、再開されることなく廃止に至りました。
その他
45人乗り(補助席利用時55人)のハイデッカー車で運行されていました。
以前は特急バス(一般道経由の急行バスの高速道乗せ替え)が運行されていましたが、所要時間・運賃の関係で廃止されています。
福島県内発着
高速バスにおいて唯一
福島交通単独で運行されていました。
2013年9月までは、福島 - 会津若松線や
福島 - いわき線と異なり、往路復路ともに
福島県庁前を経由していました。