福島県道129号二本松安達線

福島県道129号二本松安達線

福島県道129号二本松安達線は、福島県二本松市内に位置する一般県道です。二本松市の中心部を東西に結び、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

路線概要

起点: 二本松市金色久保
終点: 二本松市渋川字舟山
総延長: 8.505 km
実延長: 8.479 km
路線認定年月日: 1976年11月16日

重用路線

福島県道355号須賀川二本松線（二本松市松岡（松岡交差点）～同市亀谷（亀谷ロータリー交差点））

通過する自治体

福島県
二本松市

接続・交差する道路

国道4号二本松バイパス（金色久保（二本松市役所入口交差点） 起点）
福島県道355号須賀川二本松線 郡山市方面（松岡（松岡交差点））
福島県道190号二本松停車場線（本町（二本松駅入口交差点））
福島県道355号二本松須賀川線 福島市方面（亀谷（亀谷ロータリー交差点））
福島県道354号安達太良山線（竹田（竹田交差点））
福島県道114号福島安達線（油井字新田町）
国道4号福島南バイパス・福島県道39号川俣安達線（渋川字舟山 終点）

道路施設

金色陸橋

全長：40.0m
形式：単景観鋼単純鈑桁橋
竣工：1979年
施工：横河工業

二本松市金色から松岡、本町2丁目に至り、JR東北本線を跨ぎます。陸橋の北詰にある松岡交差点で、県道129号線は東へ方向を変えます。

池ノ入切通し

池ノ入切通しは、二本松の歴史と深く関わる場所です。元々、奥州街道は二本松城の南側を通っていましたが、1648年の町割りで街道が観音丘陵の南側へ移設。南北の連絡路として、複数の切通しが設けられました。その一つが池ノ入切通しの原型です。

1885年には、県令の三島通庸によって改修工事が行われ、奥州街道の一部として利用されるようになりました。1916年には、切通しの頂上部分をさらに掘り下げる工事が行われ、その際湧き出た水が「豊潤水」として水場に整備され、人々の休憩場所として親しまれました。1924年には、水場の由来を記した石碑が二本松馬車組合によって建立されています。

1960年には車道拡幅工事が行われましたが、枡形状の急カーブはそのまま残されています。旧道部分は市道竹田亀谷坂線となっており、急勾配で丘陵を越えます。竹田坂沿いには、二本松の特産品である家具の製造業者が多く存在します。

池ノ入切通しは二本松提灯祭りの山車巡行ルートにもなっており、急な坂道が祭りの難所となっています。

遠北こ線橋

全長：58.0m
主径間：39.0m
幅員：8.0（14.0）m
形式：単純PCポステンT桁橋＋単純PCプレテンT桁橋
竣工：1984年

二本松市渋川字栗木内から油井字遠北に至り、JR東北本線を跨ぎます。かつて遮断時間が長く、交通の妨げとなっていた東北本線川俣街道踏切の立体化のために建設されました。1980年度に着工し、1984年7月に一部区間が開通、1986年度に全線が開通しました。橋梁の総事業費は6億1580万円です。

沿線施設

二本松市役所
福島県二本松合同庁舎
二本松郵便局
二本松神社
二本松税務署
二本松市コンサートホール
二本松市福祉センター
大七酒造
二本松竹田町郵便局
智恵子の生家・智恵子記念館
* 二本松市立油井小学校

福島県道129号二本松安達線は、地域の歴史や文化、人々の生活と深く結びついた、重要な道路です。

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