福本亜細亜

福本 亜細亜（ふくもと あじあ）

1974年（昭和49年）2月14日生まれ、東京都出身の実業家。
かつては葛飾区議会議員として政治に携わり、また文化放送のコメンテーターを務めるなど、多岐にわたる活動経験を持つ人物です。現在は、実業家として葬祭場の経営を中心に活動しています。

経歴と人物

福本亜細亜氏は、1974年（昭和49年）に東京都で生まれました。
名前の「亜細亜」という言葉には、祖父が日本をアジアで一番の国にしたいという強い願いを込めて名付けたものとされています。

学生時代はスポーツに打ち込み、日本大学第一高等学校から東北福祉大学社会福祉学部へと進学する間、一貫して硬式野球部に所属しました。特に大学時代には、チームが全日本大学野球選手権大会で準優勝を果たすという輝かしい実績に関与しています。この時のチームメイトには、後にプロ野球で活躍する門倉健氏などがいました。福本氏は内野手としてチームを支えました。

大学卒業後、福本氏はプロゴルファーを目指し渡米するという新たな挑戦を試みましたが、プロとして活動できるレベルには至らず、間もなく帰国を決意します。その後、短期間ではありますが社会人野球チームのデュプロに所属しました。

1996年（平成8年）、福本氏は政治の世界に足を踏み入れ、自民党の衆議院議員である平沢勝栄氏の私設秘書となります。秘書として政治の現場を学んだ後、2001年（平成13年）11月11日に行われた葛飾区議会議員選挙に、自民党の公認候補として立候補し、見事に当選を果たしました。この選挙では、立候補者36名中、2650票を獲得し、当選した議員の中では最年少でした。

区議会議員として経験を積んだ後、福本氏は国政への挑戦を目指すようになります。2005年（平成17年）には、当時の自民党の議員グループであった近未来研究会の政策委員に就任し、国政に関する政策研究などに携わりました。そして、2007年（平成19年）の第21回参議院議員通常選挙には、自民党の比例代表候補として立候補します。この時、自民党の名簿の中では最年少での立候補でした。選挙では54,618票を獲得しましたが、名簿順位が35名中33位であったため、残念ながら当選には至りませんでした。

政治活動の傍ら、メディアでの露出もありました。文化放送の番組『大竹まこと 少年ラジオ』内では、2004年（平成16年）10月2日から2007年（平成19年）3月31日まで、『福本亜細亜の知っ得!情報』というコーナーを担当し、コメンテーターとしてリスナーに情報発信を行っていました。

現在は実業家としての活動に専念しており、父親が経営する特別養護老人ホームに隣接する形で葬祭場を経営しています。高齢化社会におけるニーズに応える事業を展開しています。

私生活

福本氏の私生活においては、2009年（平成21年）7月18日に、女医でタレントとしても知られる西川史子氏との婚約が公表され、世間の注目を集めました。翌年の2010年（平成22年）2月14日、自身の誕生日にあたるこの日に、東京都港区のホテルオークラ東京にて挙式を行っています。この結婚式の媒酌人は、元プロ野球選手の桑田真澄氏が務めたことでも話題となりました。

しかし、結婚生活は長く続かず、2014年（平成26年）1月11日には、西川氏との離婚が成立したことが双方の所属事務所を通じて発表されました。西川氏の所属事務所によれば、離婚については約1年前から夫婦間で話し合いが進められており、2013年（平成25年）11月からは既に別居状態にあったとされています。

関係者

大学時代の野球部では、後にメジャーリーグでも活躍した斎藤隆氏が先輩にあたります。
また、プロ野球選手である岡島秀樹氏とは友人関係にあるとされています。

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