福来記念・山本資料館

福来記念・山本資料館の概要

福来記念・山本資料館は、岐阜県高山市にある一般財団法人飛騨福来心理学研究所が運営する博物館です。この施設は、念写の発見者として知られる心理学者・超心理学者である福来友吉および、飛騨福来心理学研究所の創立者である山本健造に関連する資料を収蔵・展示しています。

元々、1956年に高山市城山公園に「福来博士記念館」として開館され、その後、福来博士に関連した展示物や山本健造に関する資料を整理するために新たに建設されました。2010年4月21日、国府町に移転して新たに開館しました。移転後も、以前の福来博士記念館は存在しており、現在も一般財団法人飛騨福来心理学研究所の施設として運営されていますが、展示内容は規模が縮小されています。

この博物館は、岐阜県内のまちかど美術館・博物館に登録されており、地域文化の継承と発展に貢献しています。

主な展示内容

福来記念・山本資料館には、多くの貴重な資料が展示されています。その中でも特に注目されるのが念写に関する資料です。

• - 念写写真: 1910年12月に長尾郁子によって撮影された念写写真。
• - 念写に使用された道具と試料: 念写実験に使用された道具や試料の数々が展示されており、著名な研究者たち（御船千鶴子、長尾郁子、高橋貞子、三田光一など）の資料も含まれています。
• - 福来友吉の著書: 福来友吉が書いた数々の著作は、彼の研究と思想を理解するための重要な資料です。
• - 福来友吉の愛用品: 彼の生活や研究活動を垣間見ることができる愛用品が展示されており、来館者にとって非常に興味深い内容となっています。
• - 山本健造の著書: 研究所の創立者である山本健造に関する著作も展示されており、心理学や超心理学の発展に寄与した彼の業績を知ることができます。

利用案内

• - 開館時間: 10:00から16:00まで
• - 休館日: 年末年始（12月29日から1月3日まで）
• - 入館料: 大人500円、小中学生250円

交通アクセス

博物館へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合は、のらマイカー（国府地域のらマイカー国府荒城線）の「西門前」バス停から徒歩約8分です。また、自動車を利用する場合は、高山駅からおよそ30分の距離に位置しています。

福来記念・山本資料館は、その特異なテーマと貴重なコレクションを通じて、来館者に心理学および超心理学の理解を深める場を提供しています。

もう一度検索