禰寝清純

禰寝清純（ねじめ きよずみ）

禰寝清純は、江戸時代中期に活躍した薩摩藩士であり、吉利郷を治める私領主・禰寝家の当主です。1696年、薩摩藩3代藩主・島津綱貴の五男として江戸で生まれました。母は江田国重の娘です。当初、兄の愛寿丸が禰寝清雄の養子となっていましたが、後に藩命により島津久洪の養子となったため、1699年に清純が代わりに禰寝家の家督を相続することになりました。

1704年、江戸の島津藩邸で元服を迎え、翌1705年には初めて領地である吉利に入部しました。1715年には藩の役職である一番組頭、番頭に任じられ、藩政に携わるようになります。1722年には、5代藩主・島津継豊と共に江戸に出府し、継豊の家督相続の御礼言上の際に、江戸城で8代将軍・徳川吉宗に拝謁するという大役を果たしました。

しかし、1724年3月25日、29歳という若さでこの世を去りました。家督は嫡男である清方が相続しました。

系譜

父：島津綱貴（1650-1704）
母：お豊の方 - 側室、江田国重娘
正室：禰寝清雄娘
長男：禰寝清方（1714-1734）

参考文献

* 東京大学史料編纂所「新編 禰寝氏正統系図」

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