秋山信将

秋山 信将（あきやま のぶまさ）のプロフィール

秋山信将は、1967年に静岡県富士市に生まれた日本の国際政治学者です。彼の研究の主な専門分野は、軍備管理及びエネルギー安全保障であり、国際的な舞台での活動も豊富です。

学歴と初期の経歴

秋山は静岡県立富士高等学校を卒業後、1990年に一橋大学の法学部第三課程を卒業しました。大学時代には大芝亮ゼミで学び、その後、国際研修交流協会にて研究員としてのキャリアをスタートさせました。1993年からは、オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジで政治学の博士課程に進学し、1994年にはコーネル大学で公共政策大学院の行政学修士課程を修了しました。

キャリアの発展

彼は1995年に国際研修交流協会の主任研究員に昇格し、1998年からは広島市立大学広島平和研究所で助手として勤務。その後、講師、主任研究員を経て、2007年からは一橋大学国際・公共政策大学院で准教授を務め、さらに財団法人日本国際問題研究所の軍縮・不拡散促進センターの客員研究員でもありました。

2012年に、一橋大学大学院法学研究科及び国際・公共政策大学院の教授に就任し、2016年には外務省の在ウィーン国際機関日本政府代表部公使参事官に選任されました。その後も、2018年に一橋大学に戻り、再び教授職に就きました。2021年からは法務省公安審査委員会の委員及び日本軍縮学会の会長としても活動しています。

多岐にわたる委員会活動

秋山は、外務省の核不拡散・核軍縮に関する有識者懇談会委員や、環境省原子力規制委員会核セキュリティに関する検討会の外部有識者を務めるなど、数多くの委員会活動にも携わってきました。また、広島県の国際平和拠点ひろしま構想推進委員会の委員や、日米原子力ワーキンググループメンバーとしても活動しています。さらに、参議院予算委員会の公述人も務めています。

出版と学術貢献

秋山は学術的な貢献も多く、著書には「日本と国連の50年―オーラルヒストリー」や「核不拡散をめぐる国際政治―規範の遵守、秩序の変容」などがあり、核のグローバル・ガバナンスに関する編著もしています。また、訳書にはグレアム・アリソンの「核テロ―今ここにある恐怖のシナリオ」があります。

まとめ

秋山信将は、その専門分野において多くの役職を兼任し、国際的な問題に対する理解を深めるために精力的に活動してきました。その経歴と知識は、今日の国際政治における重要な資源といえるでしょう。

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