秋山陽路

秋山陽路（あきやまようじ）

ラグビーユニオン選手の秋山陽路氏は、1992年2月6日に徳島県で誕生しました。身長189cm、体重110kgという恵まれた体格を持ち、主にフォワード第2列のロック（LO）としてプレーしています。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに参戦している三重ホンダヒートの一員として活躍しています。彼の愛称は「アッキー」、あるいは「アキ」です。

キャリアの歩み

秋山氏のラグビーキャリアは、地元徳島県の貞光工業高校で本格的に始まりました。高校時代からその才能は抜きん出ており、チームの主将としてリーダーシップを発揮するとともに、若くして高校日本代表にも選ばれるなど、将来を嘱望される存在でした。

高校卒業後、2010年に大阪体育大学に進学。大学でもラグビーを続け、フォワード陣の中核選手として活躍しました。特に、大学4年次の2013年には、大阪体育大学ラグビー部のFWリーダーを務め、チームを牽引しました。この大学時代には、U20日本代表候補にもリストアップされるなど、国際的な舞台も視野に入れた貴重な経験を積んでいます。

大学を卒業した2014年、当時のHonda Heat（現在の三重ホンダヒート）に加入し、トップリーガーとしての道を歩み始めました。プロ入り後も着実に実力を積み重ね、2015年 12月19日に開催されたジャパンラグビートップリーグ（当時）の第6節、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦で、待望の公式戦初出場を果たしました。この記念すべき試合に先発メンバーとして名を連ね、プロとしての第一歩を踏み出しました。

プレースタイルとチームへの貢献

ロックというポジションは、スクラムの中央でチームを支え、ラインアウトではジャンプしてボールを確保するなど、セットプレーにおいて極めて重要な役割を担います。また、オープンプレーにおいても、突破役やタックラーとしてフィールドを縦横無尽に駆け巡るタフさが求められます。秋山氏は、自身の体格と長年の経験を活かし、こうしたロックに求められる役割を高いレベルでこなし、チームの勝利に貢献しています。

家族とラグビー

秋山家はラグビーに深く関わっており、彼の弟である秋山大地氏もまた、ジャパンラグビーリーグワンのトヨタ自動車ヴェルブリッツに所属するプロラグビー選手です。兄弟で日本のトップリーグでプレーしていることは、彼らのラグビーに対する情熱と才能を示すものです。

現在の活動

秋山陽路選手は現在も、所属チームである三重ホンダヒートの中心選手として、リーグワンの激しい戦いに挑んでいます。チームの目標達成のため、日々研鑽を積み、グラウンド上で全力を尽くしています。