秋田県道26号秋田停車場線

秋田県道26号秋田停車場線：秋田市の中核を担う幹線道路

秋田県道26号秋田停車場線は、秋田県秋田市の中心部を東西に貫く主要地方道です。JR秋田駅東口を起点に、臨海十字路（国道7号・国道13号交点）まで3.563kmに渡り伸びる、秋田市の重要な幹線道路となっています。

起点から臨海十字路までの道のり

秋田駅前から広小路西交差点までの区間は「広小路」と呼ばれ、西方向への一方通行となっています。東方向へは、並行する中央通り（市道、一方通行）を利用する必要があります。

広小路を抜けると、二丁目橋交差点から臨海十字路までの区間は「山王大通り」と呼ばれ、その一部区間は「竿燈大通り」という愛称でも親しまれています。山王大通り沿線には、秋田県庁、秋田市役所、八橋運動公園といった重要な施設が集中しています。

特に「竿燈大通り」は、毎年8月に行われる秋田竿燈まつりのメイン会場として利用され、多くの観光客で賑わいます。まつりの期間中には、二丁目橋交差点から県庁西交差点までの区間で、時間帯を限定した車両通行止めが実施されます。

歴史と変遷

この道路の歴史は古く、昭和29年12月2日に主要地方道として認定されました。当初の終点は山王十字路でしたが、国道7号秋田北バイパスの開通に伴い、臨海十字路まで延伸されました。昭和41年3月31日には、秋田駅前から山王十字路まで並行していた秋田市電が廃止されています。平成5年5月11日には、全線が改めて主要地方道秋田停車場線として指定されました。

道路構造と周辺環境

秋田県道26号秋田停車場線は、秋田中央道路（秋田県道62号秋田北野田線）と交差しており、旭北出入口から秋田駅までは地下を通っています。

終点の臨海十字路と山王十字路は、秋田市内で事故発生件数の多い交差点として知られており、交通安全対策が課題となっています。

また、秋田県道28号秋田岩見船岡線と重複する区間もあります。冬期閉鎖や交通不能区間はなく、安定した交通を確保しています。

地理と周辺施設

山王大通り沿いには、秋田県庁や秋田市役所をはじめ、様々な公共施設や商業施設が集中しています。また、八橋運動公園は市民の憩いの場として親しまれています。

二丁目橋は旭川に架かる橋として、地域住民にとって重要な役割を担っています。

まとめ

秋田県道26号秋田停車場線は、秋田市の発展に貢献してきた歴史ある道路であり、現在も秋田市の中核をなす重要な幹線道路です。交通量の多さや、事故多発交差点の存在など課題は残るものの、秋田市の発展と市民生活を支える重要なインフラとして機能しています。今後も、交通安全対策や道路整備など、更なる発展が期待されます。

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