秋良連合会

秋良連合会の概要

秋良連合会（あきられんごうかい）は、大阪市に本部を構える暴力団であり、指定暴力団である六代目山口組の二次団体です。この組織は、過去の歴史や幹部構成が多岐にわたることから興味深い存在となっています。

来歴

秋良連合会の創設者である太田守正は、初代健竜会の副会長や二代目山健組の直参としてキャリアをスタートさせました。三代目山健組では若頭補佐や舎弟頭を務め、さらには相談役としての役割も果たしています。2005年には太田会に改称し、五代目山口組の直参として力をつけましたが、その後再度太田興業に名称を戻しました。しかしながら、2008年には後藤忠政組長の処遇問題に関して執行部を批判し、結果的に除籍された後、引退を余儀なくされました。

太田守正の退任後、組長代行として秋良東力が地位を引き継ぎ、「秋良連合会」として新たな船出を図りました。彼自身も六代目山口組の直参としての地位を獲得しました。

逮捕事件

秋良東力は2009年8月に、暴力団関係者の利用が禁じられている山梨県内のゴルフ場で、暴力団員であることを隠してプレーを行ったことが問題視され、2012年に詐欺容疑で大阪府警に逮捕される事態となりました。この事件は、彼の公人としての立場にも大きな影を落としました。また、2017年には傘下組織の兵藤会に所属する組員が計画的に銃撃事件を起こし、重傷者を出したことでさらなる社会的関心を集めました。

組織構成

秋良連合会の幹部は、以下のように構成されています:

• - 会長: 秋良東力（本名 金 東力、六代目山口組若頭補佐）
• - 若頭: 児島和彦（三代目兵藤会会長）
• - 舎弟頭: 植田輝雄（植田組）
• - 副会長: 早崎 浩（早崎会会長）
• - 副会長: 高木正雄（北斗会会長）
• - 頭代行: 岡本 貴（関西護国団会長）
• - 本部長: 池田 透（三代目井上総業組長）
• - 統括委員長: 柳川誠二（柳川興業会長）
• - 事務局長: 竹島一成
• - 組織委員長: 篠崎義郎（一蓮会会長）
• - 若頭補佐: 新田 晋（新田興業組長）
• - 若頭補佐: 林 順治（三代目東龍会）
• - 若頭補佐: 野村祐士（一蓮会理事長）
• - 舎弟頭補佐: 角 英男
• - 舎弟頭補佐: 平山将貴（平山組）
• - 舎弟: 金岡義幸、北川 誠、崎田龍希、小田賢二
• - 幹部兼会長秘書: 渡邊康之、平松則孝
• - 幹部: 石坂純也（一蓮会本部長）
• - 若中: 志賀 清、明瀬功尚、森口泰明、本間紀男、天野直人（柳川興業副会長）、梁本勝富（柳川興業理事長）、小田裕也（柳川興業事務局長）

このように秋良連合会は複雑な組織構造を有し、幹部たちのバックグラウンドも多様です。それぞれの役職が持つ役割は、組織運営において重要な位置を占めています。今後も秋良連合会の動向は、地域社会や暴力団における影響に注目されることでしょう。

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