稲倉大輝

稲倉 大輝 (いなくら だいき)

稲倉大輝は、1993年5月11日に熊本県菊池郡合志町（現在の合志市）で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは外野手です。彼は右投げ右打ちの選手であり、日本プロ野球（NPB）でのキャリアの主に育成選手として活動しました。

経歴

プロ入り前

稲倉の野球人生は中学校時代から始まりました。熊本北リトルシニアに所属し、そこで捕手としてプレーしながらキャプテンも務めました。その後、熊本国府高等学校に進学し、高校1年生の夏からベンチ入りし、秋季大会では4番打者を務めることになりました。2年生の秋からは主将に就任し、この頃には場外ホームランを放つなど注目を集める存在となりました。しかし、3年生時の夏の熊本県予選では、城北高に敗北し、甲子園には出場できませんでした。

2011年のプロ野球ドラフト会議では、オリックス・バファローズから育成選手として1位指名を受け、ついにプロの世界に足を踏み入れました。

プロ入り後

2012年のプロ入り1年目、稲倉はファームでの出場機会は限られ、9試合での打率は.125、ホームランは1本、打点は1という成績でした。この年は支配下登録されず、選手としての厳しい現実を目の当たりにしました。

2013年には、彼と山崎正貴選手がBCリーグの福井ミラクルエレファンツに派遣されましたが、そこでの活躍もわずか23試合での打率.180、ホームラン1本、打点1に終わりました。契約が満了となり、6月30日には退団。その後、オリックスに復帰しましたが、10月1日に戦力外通告を受け、10月31日には自由契約となりました。

選手としての特徴

稲倉大輝は高校時代に通算26本のホームランを放ったスラッガーとして注目されました。彼自身は、センターから右方向に打つことを理想としており、自身の目標にしている選手も、同じく右方向に大きなホームランを多く打った清原和博選手です。また、彼は50メートル走を6秒5で走ることができ、遠投の記録は105メートルに達します。

詳細情報

稲倉はプロ選手としては一軍公式戦に出場することはありませんでしたが、独立リーグでの経験が彼のキャリアに影響を与えました。

背番号

• - 118 （2012年 - 2013年）
• - 51 （2013年、福井ミラクルエレファンツでの背番号）

脚注

稲倉大輝の活躍は熊本県出身の野球選手として、市や地域のレベルアップに貢献する道のりでもありました。彼のように若い選手たちがプロの世界で挑戦する姿勢は、未来の選手たちにとっても大きな指標となるでしょう。

もう一度検索