稲垣克臣

稲垣 克臣（いながき かつおみ）のプロフィールとキャリア

稲垣克臣は、1969年9月30日に長野県佐久市で生まれた日本の元総合格闘家です。リングネームは彼の名前をそのまま使用し、特にパンクラスにおける活躍で知られています。

来歴

幼少期と柔道経験

稲垣は中学・高校時代に柔道を学んでおり、その経験が後の格闘技における基礎となっていました。彼は長野県立野沢北高等学校を卒業後、明治大学に進学しましたが、学業を続けることはせずにプロフェッショナルレスリング藤原組に入団しました。

プロレスリング藤原組

藤原組では練習生としてデビューを目指していましたが、1992年12月に多くの選手が団体を離脱したため、彼も退団を余儀なくされました。この出来事は稲垣にとって転機となり、彼は新たなキャリアを模索することとなります。

武道大会への参加

1993年1月31日、稲垣は第2回トーワ杯カラテジャパンオープンに出場しました。ここで彼は2回戦で勝利を収めたものの、3回戦では正道会館の金泰泳にKO負けを喫してしまいました。

パンクラスでのキャリア

プロデビュー

1993年9月21日、稲垣はパンクラスの旗揚げ戦でプロデビューを果たします。初戦で鈴木みのると対戦し、チョークスリーパーによる一本負けを記録しましたが、これが彼の新たなスタートとなりました。

大物との対戦

1998年11月29日、稲垣はその年の9月にデビューした注目の新人、渡部謙吾との対戦を果たし、判定勝ちを収めました。この試合は彼のキャリアにおいて重要な位置を占める出来事でした。

ヴァーリトゥードルールでのKO勝ち

1999年7月6日、稲垣は和術慧舟會の平松泰朗とのパンクラチオンマッチで対戦しました。5分58秒で相手に対してパウンドの連打を浴びせ、豪快なKO勝ちを果たしました。この勝利は彼の力強さを示すものとなりました。

引退試合と引退後

2003年6月22日、稲垣はパンクラスで引退試合を行い、國奥麒樹真と対戦しました。残念ながら、この試合でもチョークスリーパーで一本負けを喫しましたが、彼にとって重要な区切りとなったことは間違いありません。

引退後、稲垣はパンクラス大阪でインストラクターとして活動しており、「パンクラス稲垣組」を代表して次世代の選手を指導しています。彼の経験と知識を後輩たちに伝えることで、総合格闘技の発展に寄与しています。

戦績

稲垣克臣は多様な大会で数多くの戦績を残しました。これには総合格闘技やグラップリング、エキシビションが含まれています。彼の姿勢と取り組みは、多くのファンや選手に影響を与え続けています。

関連項目

• - [男子総合格闘家一覧]]
• - [公式ブログ
• - パンクラス大阪
• - パンクラス 選手データ
• - 稲垣克臣の戦績 - SHERDOG

稲垣克臣のキャリアは、柔道の基礎からスタートし、格闘技の世界で確固たる地位を築いた姿を通じて、多くの人ほどにインスピレーションを与えています。今後の彼の指導活動にも期待が寄せられています。

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