國奥麒樹真

國奥麒樹真：二階級制覇の総合格闘家

國奥麒樹真（くにおく きうま、1976年11月12日 - ）は、日本の男性総合格闘家。大阪府大阪市出身。元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストであり、元ミドル級キング・オブ・パンクラシスト。

プロとしての道のり

1992年、中学卒業後、藤原喜明が率いるプロフェッショナルレスリング藤原組に入門。しかし、同年12月に多くの所属選手が離脱したため、國奥も行動を共にする。翌1993年、パンクラスの旗揚げとともに練習生として所属。当時は國奥将竜という名前で活動していた。

1996年1月28日、リングネームを現在の國奥麒樹真に改め、渋谷修身戦でプロデビュー。フランク・シャムロックやガイ・メッツァーといった強豪を破り、パンクラスの主力選手として台頭。近藤有己、渋谷修身と共に「ハイブリッド三銃士」と呼ばれた。

1998年10月26日、PANCRASE 1998 ADVANCE TOURで船木誠勝と対戦し、判定勝利を収める。

1999年9月18日、キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチで当時の王者であった近藤有己に挑戦するも、TKO負けで王座獲得はならなかった。

2000年12月4日、ミドル級（-82kg）キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチで王者ネイサン・マーコートに挑戦。判定ドローで王座獲得に失敗。

2001年12月1日、再びネイサン・マーコートにミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチで挑戦し、判定の末勝利。見事王座を獲得した。

2002年5月28日、初代ウェルター級（-75kg）王者決定トーナメントに出場。1回戦で岩崎英明に判定勝ち。7月28日には準決勝で大石幸史にも判定勝ち。決勝では伊藤崇文に腕ひしぎ十字固めで一本勝ちし、ウェルター級王座を獲得。ミドル級王座との同時制覇を達成。

2002年9月29日、ウェルター級王座防衛戦で長岡弘樹を相手にチョークスリーパーで一本勝ちし、王座の初防衛に成功。

2002年12月21日、ミドル級王座防衛戦でネイサン・マーコートと再戦。右膝蹴りによるKO負けで王座を失う。

2003年5月、アブダビコンバット77kg未満級に出場するも、1回戦で敗退。

2003年7月1日、パンクラスMISSIONへ移籍した前道場長の鈴木みのるに代わり、パンクラスismの道場長に就任。

2003年11月30日、ウェルター級王座防衛戦で芹澤健市に判定勝ちし、2度目の防衛に成功。

2004年2月6日、PANCRASE 2004 BRAVE TOURで三崎和雄と対戦し、TKO負け。

2004年8月30日付けでパンクラスを退団し、フリーとなる。同時に保持していたウェルター級王座も返上。

その後

2005年7月6日、HERO'Sに初出場し、ホドリゴ・グレイシーと対戦するも判定負け。

2005年9月7日、HERO'Sミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝で菊地昭に判定負け。

2006年12月20日、DEEP初出場となったDEEP 27 IMPACTでファブリシオ・"ピットブル"・モンテイロと対戦し、チョークスリーパーで一本負け。

2007年7月8日、DEEP 30 IMPACTで中尾受太郎と対戦し、判定ドロー。

2008年9月28日、戦極 〜第五陣〜でクォン・アソルと対戦し、判定勝ち。

2010年3月7日、SRC12でレオ・サントスと対戦し、チョークスリーパーで一本負け。

2010年10月30日、SRC15で真騎士と対戦し、パウンドによるTKO負け。当初対戦予定であったレオ・サントスの欠場による代理出場だった。

2014年12月31日、4年2ヶ月ぶりの復帰戦となったINOKI BOM-BA-YE 2014でラマザン・エセンバエフと対戦し、判定負け。

人となり

日本のヒップホップグループ、キエるマキュウと親交があり、彼らのブログにも度々登場していた。

タイトル

第2代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座（2001年）
初代ウェルター級キング・オブ・パンクラス王座（2002年）

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