稲永駅

稲永駅について

稲永駅（いなえいえき）は、愛知県名古屋市港区稲永一丁目に所在する名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の駅です。駅番号はAN09で、2004年10月に開業しました。この駅は、名古屋市民を主な利用者とし、周辺地域の交通の要所となっています。

歴史

稲永駅は2004年に開業しましたが、その前段階で9月には沿線の住民や名古屋市民を対象とした試乗会が開催され、多くの人々がこの新しい駅を体験しました。正式開業の日である10月6日以降、稲永駅は名古屋市の交通ネットワークの一部として重要な役割を果たしています。

駅構造

稲永駅は高架駅で、相対式ホームを持つ2面2線の構造です。安全対策として可動式ホーム柵が設置されており、バリアフリーに対応するためにエレベーターも各ホームに1基ずつ配置されています。駅は名古屋市道金城埠頭線を跨ぐ形で設けられており、2番線のホームは北側にずれて配置されています。

この駅はあおなみ線の運行上の拠点となっており、朝夕には潮凪車庫から発車する始発列車や乗務員の交代が行われます。他の中間駅では標準的に30秒の停車時間が設定されていますが、稲永駅では45秒の停車が認められています。また、名古屋方面からの最終電車が稲永駅止まりとなることもあります。

通常、駅係員は配置されていませんが、中島駅がこの駅を管理しています。

利用状況

2021年度のデータによると、稲永駅の年間乗車人員は822,245人で、1日平均の乗車人員は2,253人という数字が報告されています。近隣の飛島村方面からの利用も多くなっています。また、近年では周辺の他の駅と比較して利用客が増加し、名古屋駅や名古屋競馬場前駅に次いで多くなっている状況です。

駅周辺

稲永駅の周辺にはカインズモール名古屋みなとがあり、このショッピングモールが利用者の注目を集めています。北側には名古屋臨海高速鉄道の本社事務所があり、周囲には住宅地や小規模工場が広がっています。名古屋市営地下鉄名港線の築地口駅へは徒歩で約30分かかるため、バス路線の利用が便利です。

バス路線

稲永駅には複数の路線バスが乗り入れています。名古屋市交通局や飛島公共交通バスによって運行され、金城ふ頭方面へのアクセス拠点ともなっています。ただし、駅を起終点とするバス路線は存在しません。

• - 名古屋市営バス:

- 幹名駅2：名古屋駅行、野跡駅行
- 幹築地1：港区役所行、野跡駅行
- 金山25：金山行、野跡駅行、港区役所行

• - 飛島公共交通バス:

- 飛島ふ頭方面行

その他

稲永という地名の読み方には「いなえ」と「いなえい」があり、地元の郵便局や銀行によって異なります。また、名古屋銀行の稲永支店が駅近くにある一方、愛知銀行の支店は移転して新しい場所に設けられています。

近隣には稲永公園もありますが、最寄り駅は野跡駅です。交通の利便性に恵まれた稲永駅は、名古屋市内外をつなぐ重要な役割を果たし、今後も多くの利用者に支持されることでしょう。

隣の駅

• - 名古屋臨海高速鉄道 あおなみ線

- 荒子川公園駅 (AN08) - 稲永駅 (AN09) - 野跡駅 (AN10)

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