空知中央バス

空知中央バス株式会社

空知中央バス株式会社は、北海道滝川市に本社を置くバス事業者であり、北海道中央バスグループの一員です。主に空知地方北部を中心に路線バス事業を展開しています。

歴史

北海道中央バス深川営業所時代

空知中央バスのルーツは、1949年9月1日に北海道中央バスが深川市一已町に設置した深川営業所に遡ります。深川営業所は、空知地方北部のバス輸送を担い、1960年9月15日に深川駅前へ移転、1965年10月21日には深川駅近くの5条8番にバスターミナルを併設して移転しました。

1984年3月31日時点での深川営業所管内の主な一般路線は以下の通りでした。

深川市内線
滝旭線
滝深線
沼田線
芦旭線
多度志線
沼田多度志線
和線
秩父別線
尚武山線
更深線
東山線
美葉牛線

北空知バス設立と空知中央バスへの改称

深川営業所管内では、過疎化の進行に伴い利用客が減少し、路線の維持が困難となっていました。そのため、1988年3月には秩父別線を廃止し、妹背牛町営バスへ移管するなど合理化が進められました。地域に密着した営業体制を構築するため、1990年2月6日に北海道中央バス100%出資の子会社として北空知バス株式会社が設立され、同年4月1日に北海道中央バス深川営業所の業務を譲受し、営業を開始しました。

北空知バス営業開始時の主な路線は以下の通りでした（冬期のみ運行する路線を除く）。

滝深線（雨竜経由）
深旭線
沼田線
和線
多度志線
沼田多度志線
深川市内線
更深線

北海道中央バスが運行する深川市内の一般路線（滝深線（音江経由）、特急岩旭線、特急滝旭線、芦旭線）と北空知バスの路線が並行する区間や、深川ターミナルを経由する北海道中央バス路線（高速路線を含む）では、両社発行の乗車券が相互に利用できる共通乗車制度が導入されました。

2004年4月1日、本社を滝川市の北海道中央バス空知事業部と同位置に移転し、旧本社営業所は深川営業所に改称。同時に、社名を空知中央バスに変更しました。

年表

1990年2月6日：北空知バス設立
1990年4月1日：営業開始
1991年4月12日：貸切バス営業開始
2001年4月1日：北海道中央バスより滝川営業所の運行管理を受託
2004年4月1日：本社を滝川市に移転、社名を空知中央バスに変更
2005年4月1日：北海道中央バスより岩見沢営業所の運行管理を受託、岩見沢営業所を新設
2007年8月1日：深川ターミナル廃止
2019年：本社を滝川営業所と同位置に移転

事業所

本社、滝川営業所：滝川市新町3丁目2-1（北海道中央バス滝川営業所内）
深川営業所：深川市音江町字広里71-12
岩見沢営業所：岩見沢市志文町966-6（北海道中央バス岩見沢営業所内）

廃止された事業所

深川ターミナル：深川市5条8-11（2007年7月31日閉鎖）
妹背牛ターミナル：雨竜郡妹背牛町字妹背牛479-3（1995年4月1日廃止）

路線バス

2021年10月1日現在、以下の路線を運行しています。

（深川市内）循環線
西北星線・多度志線
滝深線・深滝線
沼田線
深旭線

休止・廃止路線

北竜線 (2024年4月1日廃止)
更進線（休止中）
深川市内線（休止中）
深川スキー場線
沼田多度志線
* 滝浜線・浜益村内線

貸切バス

空知中央バスは貸切バス事業も展開しており、北海道全域で利用可能です。冬季を中心に拓殖大学北海道短期大学の学生用送迎バス運行を受託しています。また、深川市や歌志内市が保有するバスの運行・管理も受託しています。

もう一度検索