立ヶ花橋

立ヶ花橋

立ヶ花橋は、長野県中野市立ヶ花と長野市豊野町蟹沢を結び、千曲川に架かる長野県道29号中野豊野線の橋です。橋長は246.9メートルで、堂々としたトラス橋の姿を見せています。

概要

この橋は、中野市と長野市を結ぶ重要な役割を担っており、鋼3径間連続下路平行弦ワーレントラス橋という形式を採用しています。千曲川の川幅が狭まる立ヶ花狭窄部に架けられているのが特徴です。

詳細

形式: 3径間連続鋼下路平行弦ワーレントラス橋
橋長: 246.9 m
トラス部: 223.150 m
最大支間長: 86.90 m
幅員: 11.00 m
車道: 8.00 m
歩道: 2.50 m

旧橋について

以前の橋は、3連単純鋼下路曲弦プラットトラス橋でした。

詳細

形式: 3連単純鋼下路曲弦プラットトラス橋
橋長: 約203.3 m
最大支間長: 約67.0 m
幅員: 約6.1 m
着工: 1922年度（大正11年度）
竣工: 1925年（大正14年）5月22日
総工費: 26万6,271円

歴史

かつてこの場所には「立ヶ花の渡し」がありました。明治時代には舟橋が架けられましたが、その後、県が買収し板橋を架け替えました。

1922年度（大正11年度）に永久橋の建設が始まり、1925年（大正14年）に竣工しました。この橋は、当時最大級の支間長67 mを誇る3連単純鋼下路曲弦プラットトラス橋であり、増田淳が設計を手掛けました。

しかし、老朽化、冠水被害、国道117号の改良などの理由から、1988年（平成元年）に新しい橋の建設が開始され、1995年（平成7年）8月に完成しました。新しい橋は、千曲川、飯山線、旧国道を跨ぐように建設され、旧橋よりも高い位置にあります。

立ヶ花橋は、地域の発展とともにその姿を変え、現在も人々の生活を支え続けています。

もう一度検索