立体ピクロス

立体ピクロス



『立体ピクロス』は、2009年3月12日に任天堂から発売されたニンテンドーDS用パズルゲームです。また、2015年10月1日には続編の『カタチ新発見! 立体ピクロス2』が発売されました。

概要



従来のピクロスシリーズとは異なり、本作では立方体のブロックを組み合わせて作られた立体的な形状をベースにしています。各方向からのヒント数字を頼りに、不要なブロックを削り、隠された立体図形を完成させるのが目的です。前作『ピクロスDS』と同様に、オリジナル問題の作成や、通信による問題交換、Wi-Fiを通じての追加問題のダウンロードも可能でした。ただし、Wi-Fiコネクションサービスは終了しており、現在は追加ダウンロードはできません。また、テーマに沿った自作問題コンテストも開催されました。

『立体ピクロス2』では、基本ルールはそのままに、ブロックを青とオレンジの2色で塗り分ける要素が追加されました。さらに、amiiboにも対応しており、マリオなどの人気キャラクターをモチーフにしたパズルも楽しめます。

ルール



従来のピクロスがマスを塗りつぶすルールに対し、本作ではヒント数字に対応するブロックを残し、不要なブロックを壊していきます。立体の全体像は、ヨコ方向に360度、タテ方向に180度回転させて確認できます。また、スライサーを使えばブロックの断面を確認でき、より複雑なパズルに挑むには断面の把握が不可欠です。

『2』では、難易度をスウィート、マイルド、ビターの3段階から選択可能。難易度が高いほどヒント数字が減る一方、クリア時に多くのPP（ピクロスポイント）と、より良いグレードの宝石を獲得できます。

基本操作



操作は基本的にタッチペンのみで行います。ブロックを壊す、マークする、ブロックを置く（エディット時）などの動作は、対応するボタンを押しながらタッチします。十字ボタンまたはABXYボタンは利き手に合わせて使用できます。

  • - 壊す: 上ボタンまたはXボタンを押しながらブロックをタッチ。不要なブロックを壊します。必要なブロックを壊すとミスになります。
  • - マーク: 右ボタンまたはYボタンを押しながらブロックをタッチ。ブロックを色付けし、誤って壊さないように目印をつけられます。
  • - スライサー: マーカーをタッチしたままスライド。立体の断面を表示します。
  • - 置く: 左ボタンまたはAボタンを押しながら、ブロックを置きたい場所の隣のブロックをタッチ（エディット時）。
  • - ナビ: 『2』のみ登場。電球マークをタッチすると、次に塗る・壊す・マークするべき列を教えてくれます。
  • - 爆弾: 『2』のみ登場。爆弾マークをタッチすると、0の列のブロックをすべて自動で壊します。

ヒント数字の種類



ヒント数字はブロックに直接書かれています。

  • - 普通数字: その列で連続して残すブロックの数を示します。
  • - 丸数字: その列で、残すブロックが2箇所に分かれていることを示し、数字はブロックの合計数です。
  • - 四角数字: その列で、残すブロックが3箇所以上に分かれていることを示し、数字はブロックの合計数です。
  • - 青数字: 『2』のみ登場。その列の青ブロックの数を示します。
  • - オレンジ数字: 『2』のみ登場。その列のオレンジブロックの数を示します。
  • - ブレンド数字: 『2』のみ登場。青ブロックとオレンジブロックが両方存在することを示します。

スター



パズルをクリアすると、クリア状況に応じてスターを獲得できます。スターを集めることで、隠された問題が解禁されます。

  • - ナイスクリア: スター1個。ミスがあり、制限時間を超えてクリアした場合。
  • - ノーミス！: スター2個。ミスなく、制限時間を超えてクリアした場合。
  • - グッドタイム: スター2個。ミスがあり、制限時間内にクリアした場合。
  • - パーフェクト!!: スター3個。ミスなく、制限時間内にクリアした場合。

PP・宝石



『2』では、パズルクリア時にPPを獲得し、その結果によって宝石のグレードが変動します。PPや宝石の数、グレードに応じて新しい問題が解禁されます。

ゲームオーバーの条件



通常、解答に必要なブロックを誤って壊すとミスとなり、5回ミスするとゲームオーバーになります。ノーミスチャレンジでは、1回でもミスするとゲームオーバーです。また、時間制限内にクリアできない場合や、リタイアを選択した場合もゲームオーバーになります。ただし、『2』では、一部の問題のみゲームオーバーになります。

エディット



エディットモードでは、最大10×10×10の立方体を作成できます。65色の中から12色を選んで使用でき、18種類のシールを合計10枚まで貼れます。エディットで作ったパズルには制限時間が設定されます。『2』にはエディットモードは存在しません。

脚注



関連項目




外部リンク



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