立川幸之進

立川幸之進について



立川幸之進（たてかわ こうのしん）は、1979年12月14日生まれの落語家で、本名は石飛優介です。島根県の松江市出身で、現在は落語芸術協会に所属しています。彼は多彩な芸歴を持ち、落語界において特異な存在感を発揮しています。

経歴



幸之進は、1998年に島根県立松江東高等学校を卒業後、2002年に広島国際学院大学を中退しました。2004年の7月には立川談幸に入門し、前座名として「松幸」を名乗るようになりました。

彼のキャリアにおいて大きな転機が訪れたのは、2011年4月のことです。この時、立川志の春と共に立川流の二ツ目に昇進し、それに伴って「幸之進」と改名しました。これにより、彼は一層、公演活動を広げることが可能になりました。この後、2014年の年末に彼の師匠である立川談幸と兄弟子の立川吉幸が落語立川流を退会し、2015年4月1日、落語芸術協会に加入することになります。しかし、彼は2年間の前座修行が必要となり、2017年3月中席まで前座としての時間を過ごしました。

その後、2017年3月下席で再び二ツ目に昇進し、彼の落語家としての存在感をさらに高めました。そして、2025年5月1日には、瀧川鯉津（春風亭鯉づむ）や瀧川鯉丸と共に真打に昇進しました。これにより、彼の芸歴は新たなステージへと進展しました。

芸歴




人物



立川幸之進は、落語芸術協会に所属する他の10人の落語家と共に「芸協カデンツァ」というユニットを組んでいます。このユニットは、実質的に「成金」の後継にあたるとされ、協力し合いながら活動しています。また、彼は落語立川流に所属していた頃は、円楽一門会の両国寄席にも前座として出演していた経験があります。

2025年6月25日には、彼の真打昇進を祝う会が「お江戸両国亭」で開かれ、三遊亭萬橘、三遊亭朝橘、三遊亭好の助、三遊亭鳳笑などの仲間も出演しました。このように、同じ業界の仲間たちとの厚い絆が彼の活動を支えています。

さらに、幸之進のいとこには俳優の青山草太がいます。家族内で芸能の絆が見られるのも、彼のプロフィールを興味深いものにしています。

外部リンク



彼の今後の活躍にも期待が高まります。

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