立川吉幸

立川吉幸について

基本情報

立川吉幸（たてかわ きっこう）は、1973年8月31日に生まれ、千葉県勝浦市で育った落語家です。彼の本名は渡邉正美で、現在は東京都足立区に居住しています。彼は落語芸術協会に所属し、独自のスタイルで多くのファンを魅了しています。

経歴の概要

吉幸は1997年10月に二代目快楽亭ブラックに弟子入りし、前座名「ブラ房」として落語界にデビューしました。その後、2005年8月にブラックが立川流を退会したのを機に、立川談幸の門下生として「吉幸」に改名しました。彼は2007年7月に立川流二ツ目に昇進し、11月には東京・ムーブ町屋ホールでその披露を行います。

2014年の年末に立川談幸と共に落語立川流を退会し、2015年4月には落語芸術協会に入会します。しかし、その際に1年間前座を務めることとなり、2016年4月に二ツ目に昇進します。最終的には2019年5月に真打に昇進し、新たなステージへと進みました。

人物と芸風

吉幸は立川談幸一門の総領弟子です。彼は、前座時代から確かな語りを披露しており、「らくだ」「子別れ」「芝浜」といった名作に早くから取り組んでいます。また、かつて東京で「おさなぎ色」の芸名で漫談を行っていた桂ぽんぽ娘との親しい交流から、彼女に「白馬の王子様」と呼ばれることもありました。

独自の活動

吉幸は倉庫の二階で主催者の村田席亭と共に「オールナイトチョメチョメ」というトークショーを年6回開催しています。このユニークなイベントは、落語の新たな楽しみ方を提供しています。また、競輪にも深い知識を持ち、大レースに合わせて競輪場のイベントに参加することが多いです。特に、弥彦[[競輪場]]でのナイターやミッドナイトレースでは、公式YouTube番組『YELL（エール）』の司会を務めることがあります。

業界内での評価

吉幸は、前座生活を終えた後に二ツ目に昇進し、その後3年で真打に昇進するという異例の経歴を持っています。この昇進に際しては、多くの芸人が通常は約10年で昇進するとされる中で、彼の立川流での修行が評価に繋がったと考えられています。しかし、芸術協会入会時の前座生活には賛否が分かれる意見もあり、その際に業界内での議論を巻き起こしました。

まとめ

立川吉幸は、明確なスタイルとユニークなキャラクターを持つ落語家であり、彼の活動や経歴は多くのファンや同業者の注目を集めています。落語だけでなく、競輪など他の活動でもその 才能を輝かせている彼の今後に、さらなる期待が寄せられています。

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