立川直道

立川 直道

立川直道（たてかわ なおみち）は、1988年8月31日に奈良県天理市で生まれた日本のラグビーユニオン選手です。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する清水建設江東ブルーシャークスの一員としてプレーしています。

人物

彼の主なポジションは、スクラムの最前列中央で重要な役割を担うフッカー（HO）です。身長は174センチメートル、体重は100キログラムと、ポジションに必要な力強い体格を備えています。チームメイトや関係者からは「ナオ」というニックネームで親しまれています。

彼の家族はラグビーとのつながりが深く、兄の誠道氏はラグビーの試合でレフリーを務めており、弟の理道氏もまたラグビー選手です。特に弟の理道氏とは、2018-19シーズンまでクボタスピアーズでチームメイトとして共にプレーした経験があり、兄弟揃ってラグビーの世界に身を置く環境で育ちました。

経歴

奈良県のラグビー強豪校である天理高等学校を卒業後、天理大学に進学しました。天理大学ラグビー部では才能を開花させ、特に2010年度シーズンにはチームの主将としてリーダーシップを発揮し、チームを牽引しました。

大学を卒業した2011年、彼はプロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせ、当時のトップリーグに所属していたクボタスピアーズ（現在のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ）に加入しました。入団後間もない同年9月11日、トップイーストリーグの開幕戦となった横河武蔵野アトラスターズとの試合に途中出場し、これが彼の公式戦デビューとなりました。クボタスピアーズでは着実に実績を積み重ね、2014年にはチームの主将に任命され、再び中心選手としてチームを支える立場となりました。

クボタスピアーズでの長年の活躍を経て、2019年には新たな環境を求め、清水建設ブルーシャークス（現在の清水建設江東ブルーシャークス）へ移籍しました。現在も同チームでフッカーとしてプレーを続けています。

ユニークな活動

彼のキャリアにおける特筆すべき点の一つとして、清水建設江東ブルーシャークスに所属しながらも、以前所属していたクボタの社員としての籍も継続していることが挙げられます。これは、プロ選手としての活動と並行して、会社員としての勤務も続けるという、日本のラグビー界では比較的ユニークな働き方を実践していることを示しています。競技と仕事の両立は容易ではありませんが、それを実現することで、自身のキャリアパスに多様な選択肢を持たせています。

関連

立川直道は、出身地である奈良県出身のスポーツ選手の一人として知られています。また、母校である天理高等学校や天理大学ラグビー部の卒業生、そして過去に所属したクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、現在の所属チームである清水建設江東ブルーシャークスという、彼が関わってきた教育機関やラグビー組織との関連も深いです。天理高校時代の同期には、同じくラグビー選手として活躍する森田諒氏がいます。

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