立野記代

立野記代 - 日本女子プロレスのレジェンド



立野記代（たての のりよ、1965年12月1日生まれ）は、栃木県足利市出身の元女子プロレスラーです。彼女は1981年に全日本[[女子プロレス]]に入団し、その後のキャリアで数多くのタイトルを獲得し、プロレス界に名を刻みました。

所属団体



経歴・戦歴


1981年7月12日、立野は地元の足利市民体育館で坂本一恵との対戦でデビューします。その後の新人王決定トーナメントでは準優勝を果たすなど、早くも実力を示しました。1982年には全日本ジュニア王座を獲得し、以降4度のタイトル防衛に成功しましたが、1984年には長与千種の前に敗れ王座を失いました。

1986年、立野は山崎五紀と共にWWWA世界タッグ王座を獲得しました。この時期、JBエンジェルスというチーム名が定まり、CBSソニーから音楽デビューも果たしました。TBSの学園ドラマ『夏・体験物語2』にも出演するなど、プロレス以外の活動でも注目されました。特に、週刊プレイボーイ誌でのグラビア出演が話題となりました。

立野は1987年、WWF（現WWE）にて短期参戦し、サバイバー・シリーズ1987では見事勝利を収めました。翌年にはWWF世界女子タッグ王座を獲得し、日本のプロレスラーとしての地位を確立しました。しかし1988年には、全女とWWF間のトラブルにより参戦が中止されました。

1991年に一度引退し、全女のビデオ解説やカラオケボックスの店長を務める一方、1992年にはLLPWの旗揚げと共に現役復帰しました。2010年にはLLPWを退団し、病を理由に同年10月に引退興行を開催しました。その興行では、LLPW時代の仲間とタッグマッチを行い、立野は最後の試合を飾りました。

引退後は、親友のハーレー斉藤と共同経営していたバーでの仕事に専念していましたが、ハーレーの逝去後は一人で店を運営しています。2017年には新宿FACEで行われたイベント「全女AGAIN～FOREVER SPIRIT～」に参加し、その存在感を再確認させました。

エピソード


立野記代は「女子プロレス界の聖子ちゃん」と称されるアイドルレスラーで、先輩たちと非常に仲が良かったことが知られています。特にダンプ松本やライオネス飛鳥とは長く親しい関係にありました。彼女はまた、後輩レスラーからは「記さん」と呼ばれるなど、慕われていました。

立野は、全日本ジュニア王座に挑戦する際、プロデューサーから「勝ったら10万円」との言葉を受け、その期待を裏切る形で見事勝利を収めました。また、アメリカのジャーナリストから日本のプロスポーツ選手の名前を挙げられた時、彼女たちの立場の重要性を実感することができたと後に語っています。

得意技・使用楽曲


立野の得意技には、ジャーマン・スープレックス、フライング・ネックブリーカー・ドロップ、ドロップキックなどがあり、彼女の試合を彩りました。また、入場テーマ曲には「Wild & Mild」や「Heart Beat」を使用していました。

獲得タイトル



立野記代は、女子プロレス界において輝かしい業績を残し、今もファンから愛され続けています。彼女の影響力は、プロレスを超えたエンターテイメントの世界にまで広がっています。

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