竹下けんじろう

竹下けんじろう：多彩な才能を持つ漫画家の軌跡

竹下けんじろう（1974年12月24日生まれ）は、熊本県出身の日本の漫画家です。青森県立青森東高等学校を卒業後、漫画家を目指し、数々の作品を発表してきました。2006年9月1日には、本名の竹下堅次朗から現在の名義に変更。猫男爵という別名義でも活動しています。Sound Horizonのファンであり、大の猫好きとしても知られています。

漫画家を志したきっかけと初期の活動

幼少期に藤子不二雄の作品に影響を受け、漫画家を志すようになった竹下けんじろう。高校3年生に進級すると同時に休学し、青森から単身上京。新聞配達のアルバイトをしながら、小学館の『週刊ヤングサンデー』編集部に持ち込みを続けました。1992年、17歳という若さで『ヤングサンデー増刊新人王』にて読み切り作品『負けらんないよ』でデビューを果たします。その後、『ご家庭の肖像』でアンケート1位を獲得し、復学。一年遅れて高校を卒業後、再び上京し、木山道明のアシスタントを経て、『パープル』で初の連載を獲得しました。

デビュー作掲載号の発売前日には、新聞配達中にトラックに撥ねられるというアクシデントに見舞われ、「あやうくデビュー作が遺作になる所だった」というエピソードも持っています。

多岐にわたる作品群

竹下けんじろうは、ヤングサンデー、ウルトラジャンプ、ヤングアニマル、週刊少年チャンピオン、月刊IKKI、コミックウォーカーなど、様々な雑誌で作品を発表してきました。

代表作として以下のようなものがあります。

パープル
カケル
Happy World!
Bless You! 聖使徒学院喫茶部活動日誌
よいこの唄
COCOON
かるた
あまガミ
釣り屋ナガレ
Ryoko
レンアイガク
スポ×ちゃん!
Marmo
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
Beauty Mark
わたしの工口先生

これらの作品は、SF、ファンタジー、学園もの、コメディ、アダルトなど、多岐にわたるジャンルを網羅しており、竹下けんじろうの幅広い才能を垣間見ることができます。

デビューの裏話

2012年7月4日放送のTBSラジオ『LINDA!〜今夜はあなたをねらい撃ち〜』に竹下けんじろう本人が出演し、17歳でデビューした時のエピソードを披露しました。パーソナリティの柴田英嗣（アンタッチャブル）から「絵が可愛いじゃない」との評価を受けました。

同人活動

商業誌での活動の傍ら、同人誌も精力的に制作しています。

過去には『げんしけん』、『もえたん』、『地獄少女』、『クイズマジックアカデミー』、『VOCALOID（初音ミク）』などを題材にした同人誌を発表しています。

師匠とアシスタント

竹下けんじろうの師匠は木山道明です。また、彼のアシスタントには竹内元紀、宮下英樹がいました。

まとめ

竹下けんじろうは、その多才な才能と独特な世界観で、多くのファンを魅了し続けています。幅広いジャンルを手がけ、常に新しい表現に挑戦する彼の今後の活躍に、ますます期待が高まります。

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