竹下真吾

竹下 真吾（たけした しんご）

竹下真吾は1990年10月20日生まれ、福岡県北九州市出身の元プロ野球選手です。ポジションは左投手で、左投左打の選手でした。彼の野球人生は、九州共立大学での活動からプロ入り、そして引退後の生活まで、多岐にわたります。

経歴

プロ入り前

竹下は九州共立大学に進学し、そこで主将としてチームを引っ張りました。大学時代には同じく完成度の高い選手が数人おり、特に同期の川満寛弥や1年下の大瀬良大地、さらに同期の福地元春も実力者として知られていました。そのため、彼自身の登板機会は限られており、4年生の秋にようやく1勝を挙げるに留まりました。大学卒業後、社会人チームのヤマハに入団。1年目の都市対抗野球では準々決勝にて初先発を果たし、5回を無失点に抑えるも、チームは敗退。翌年にはHonda鈴鹿の補強選手として競技に参加しました。

プロ入り後

2014年のドラフトで竹下は東京ヤクルトスワローズから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1500万円で契約を結びました。彼の背番号は22になりました。

プロ入り初年度の2015年は二軍での活動が中心で、19試合に登板。投球回は18.2回で、被安打は24、与四球21、防御率は9.16と散々な成績でした。2016年にはプロ初登板を果たし、一軍に1試合登板するも、主に二軍で43試合に出場。53回を投げた結果、被安打が47、与死四球が52と制球の不安が残ったものの、防御率は3.74とまずまずの結果を残しました。

しかし、2017年も一軍での出場は無く、二軍で20試合に登板。22.1回を投げ、被安打25、与死四球が38と度重なる制球ミスに苦しんだ結果、防御率は10.88に悪化しました。その後、10月3日に球団から戦力外通告を受けることになりました。

現役引退後

戦力外通告後は、12球団が参加するトライアウトには挑戦しませんでした。2017年12月27日には「九州共立大学出身プロ野球選手後援会『選手との集い』に出席し、現役を引退したことと一般企業に就職したことを報告しました。

選手としての特徴

竹下選手の特徴としては、真っ直ぐとスライダーが主な武器でした。直球の最速は150km/hに達していましたが、最も大きな課題として制球力が挙げられました。改善に向けてフォームの見直しを徹底的に行い、精進を続ける姿勢が彼の強みでした。

詳細情報

年度別投手成績

竹下選手のプロとしての成績は、特に制球に苦しんだものでしたが、彼の努力と挑戦は多くの若手選手にとっての模範となるものでした。

記録

• - 初登板：2016年6月16日、対福岡ソフトバンクホークス戦（明治神宮野球場）で、2番手として登板し、2回2/3を投げ4失点。
• - 初奪三振：同試合にて8回表に東浜巨から三振を奪いました。

背番号

• - 22（2015年 - 2017年）

竹下真吾の野球人生は、多くの試練と努力の連続でしたが、彼のストーリーはスポーツの本質を教えてくれます。彼は今後も一般企業での成功を収めることを願っています。

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