笑ってサヨナラ'80・'81東西BEST漫才!

笑ってサヨナラ'80・'81東西BEST漫才!

(わらってサヨナラはちじゅう・はちじゅういちとうざいベストまんざい) は、1980年および1981年の大晦日に、TBS系列局で特別番組として放送された演芸企画です。正式な番組名称は放送された年に応じて異なり、『笑ってサヨナラ'××東西BEST漫才!』と表記され、「××」の部分には西暦の下二桁が入りました。

概要

本番組は、1980年に日本列島を席巻した漫才ブームの大きな波を受け、企画・実現に至りました。それまで漫才を扱った番組をあまり積極的に制作・放送してこなかったTBSが、この社会現象とも呼べるブームの勢いに乗り、年末の特別番組として編成したものです。番組は、東京都内にある日本青年館から、熱気あふれる会場の様子とともに生中継で届けられました。当時の人気漫才師たちが多数出演し、一年の締めくくりにふさわしい、豪華な漫才ステージが繰り広げられました。

放送時間

番組は両年とも、大晦日の夜に放送されました。放送時間はいずれも日本標準時 (JST) です。

1980年版: 12月31日の水曜日に、21時05分から23時25分までの時間帯で放送されました。この年のみ、番組開始直前の21時00分から5分間、『元日のお天気』（通常の天気予報番組の年末特別版）が放送されたため、本編のスタート時刻が5分遅くなりました。
1981年版: 12月31日の木曜日に、21時00分から23時25分までの時間帯で放送されました。前年とは異なり、定時の21時ちょうどに放送が開始されました。

両年とも約2時間半にわたる長時間の特別編成となり、年末の風物詩として多くの視聴者に親しまれました。

出演者

番組には、当時の演芸界、特に漫才界で活躍していた多くの実力派、人気者が顔を揃えました。番組の進行役、すなわち司会は、日本の演芸史に名を刻むあの名コンビが務めました。

司会

横山やすし・西川きよし

出演漫才師

当時の漫才ブームを牽引した若手から、確かな実力を持つベテランまで、東西から選りすぐられた漫才師やコントグループが出演しました。以下は番組に出演した主な顔ぶれです。

獅子てんや・瀬戸わんや
ツービート
ザ・ぼんち
島田紳助・松本竜介
レツゴー三匹
オール阪神・巨人
ちゃっきり娘
コント・ラッキー7
正司敏江・玲児
春やすこ・けいこ
今いくよ・くるよ
ヒップアップ
太平サブロー・シロー

これらの出演者たちが、当時の最新の漫才やコントを披露し、視聴者に大晦日の夜に大きな笑いを届けました。

出典

本記事は、主に以下の資料を情報源として作成されています。

「東京新聞」1980年12月31日付 ラジオ・テレビ欄
「東京新聞」1981年12月31日付 ラジオ・テレビ欄

この特別番組は、漫才ブームという時代の潮流の中で生まれ、当時の演芸文化の一端を示す貴重な記録と言えます。

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