笑アップ歌謡大作戦

笑アップ歌謡大作戦の魅力

『笑アップ歌謡大作戦』（ショーアップかようだいさくせん）は、1978年10月1日から1982年9月28日までテレビ朝日で放送された人気音楽バラエティ番組です。この番組は、その後も『ザ・笑アップ』や『新伍の笑エティ教室』というタイトルで続いており、視聴者に楽しい音楽とバラエティを提供し続けました。

番組の概要

当初は日曜日の昼過ぎにスタートし、特に中尾ミエ、和田アキ子、水前寺清子、都はるみなどの著名な歌手が出演しました。司会の山城新伍は、視聴者に名が知られているだけでなく、彼の軽妙なトークによってさらなる人気を得ました。この番組の特長として、ゲスト歌手やレギュラー陣がプライベートについてオープンに語り合ったり、時にはぶっ飛んだ会話が展開されることがありました。

番組の構成は、前半（1時間目から3時間目）に山城が教師に扮して大喜利形式の授業を行い、後半（4時間目）ではコントを披露するというスタイルでした。これにより、出演者は普段の音楽活動とは異なる一面を見せ、多くのファンに愛されました。

放送時間の変更と成功

1980年には、番組が火曜夜8時に移行しました。初めての試みであり、その際にはプロデューサーの皇達也も手探りの状態でしたが、山城新伍を説得して新しい時間帯に挑戦しました。この結果、視聴率は徐々に安定し、1980年6月10日には24.8%という高視聴率を記録しました。この数字は、後に宇多田ヒカルが出演するまで、テレビ朝日でレギュラー放送される音楽番組では最高記録となりました。

出演者とスタッフ

番組の主要な司会者である山城新伍に加え、浅野真弓や南美希子などが出演しました。また、レギュラー陣にはレツゴー三匹、笑福亭鶴光、岩城徳栄、倉田まり子、若宮大祐、前田武彦などがいました。様々な台本を持つスタッフには松岡孝、高田文夫、秋元康らが名を連ねており、見応えのある内容を支えていました。

演奏は豊岡豊とスウィング・フェイス、コーラスにはスウィングが参加し、この音楽のクオリティも視聴者に支持される要因の一つでした。全体として、テレビ朝日の制作チームが共同で作り上げたこの番組は、観客にとって見逃せないエンターテインメントとなりました。

終了後の影響

番組が終了した後も、山城新伍は『何かとワイド面白地球』のコメンテーターとして活動を続けました。このように『笑アップ歌謡大作戦』は、単なる音楽番組に留まらず、多くの視聴者に楽しさや感動を与え、昭和の時代のテレビ文化の一部として今でも語り継がれています。

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