笠原正雄
笠原正雄のプロフィール
概要
笠原正雄（かさはら まさお、1936年10月11日 - ）は、日本を代表する工学者の一人で、東京都に生まれました。彼は豊富な学歴と職歴を持ち、特に通信工学や情報セキュリティ技術の研究において重要な貢献を果たしています。
学歴
彼は大阪府立大学の工学部電気工学科を卒業後、大阪大学の大学院に進学し、通信工学専攻で修士号を取得しました。1965年には同大学の博士課程を修了し、博士（工学）の学位を取得しました。
職歴
笠原氏の職業生活は非常に多岐にわたります。1965年に大阪大学の工学部通信工学科で助手に就任し、その後、米国ベル電話研究所で研究員としての経験を積みました。その後、大阪大学で講師および助教授として活躍し、1987年から2000年まで京都工芸繊維大学の工芸学部で教授を務めました。大阪大学との兼任も行い、同大学の名誉教授にもなっています。
また、京都工芸繊維大学情報処理センターのセンター長としても活動し、同大学の電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティでの会長も務めました。2000年には大阪学院大学の情報学部で教授職に就き、その後名誉教授の称号も与えられています。
受賞歴
彼の業績は多くの賞によって評価されています。1966年には電子通信学会稲田賞、1983年には電子通信学会論文賞、さらに1986年の著述賞や1991年の電気通信普及財団賞を受賞しました。また、1995年には電子情報通信学会の業績賞や小林記念特別賞も受け取りました。これらの受賞は、彼の厳格な研究姿勢と高い専門性を示す証です。
研究分野
笠原正雄の研究は多岐にわたります。主な分野としては、知能機械学、機械システム、ディジタル通信工学、暗号学、情報倫理、情報数学、そして情報セキュリティ技術が挙げられます。これらの分野における研究は、現代の情報社会において不可欠な技術や理論の基盤を成しています。
人物
個人的な面では、笠原氏には息子が一人おり、彼は「ミクシィ」というソーシャル・ネットワーキング・サービスの会長を務める笠原健治です。また、笠原氏自身の趣味には水泳や合唱（ベース）も含まれており、学問の探究だけでなく、豊かな人間性を持った人物であることが伺えます。
関連項目
- - 大阪学院大学
- - 京都工芸繊維大学
外部リンク
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