笠間パーキングエリア

笠間パーキングエリアは、茨城県笠間市上加賀田に位置する北関東自動車道のパーキングエリアです。

概要
当初は2009年度の開設が予定されていましたが、真岡ICから桜川筑西IC間の整備が予定よりも早く進んだため、2008年12月20日に開通し、同時に笠間パーキングエリアも供用開始となりました。
開設当初は、上下線共用のトイレ、自動販売機、喫煙所のみという簡素な施設でした。しかし、西側の壬生PAまで49kmと距離があり、東側の区間には北関東道、東水戸道路、東関東道に休憩施設がないことから、交通量に対して利用者が多く、土日祝日の昼間には仮設店舗が設置されることもありました。その後、商業施設とセルフ式ガソリンスタンドの建設が進められ、2010年12月21日午前10時に『KASAMA TERRACE』としてオープンしました。

特筆すべき点として、近隣の常磐自動車道には友部SAがあり、こちらも笠間市内に位置しています。同一自治体内の高速道路にガソリンスタンドのある休憩施設が複数存在するという、数少ない事例となっています。

2018年7月28日に太田強戸PAが供用開始されるまでは、北関東自動車道で唯一のガソリンスタンドでした。そのため、関越自動車道や上信越自動車道方面へ向かう場合、150km以上にわたってガソリンスタンドがない区間が続いていました。笠間PAから上信越道横川SA間は173.6km、笠間PAから関越道赤城高原SA間も159.7kmと、給油所のない有料区間として全国でも上位の距離でした。太田強戸PAの供用開始により、関越道・上信越道方面への給油所がない区間は約90kmに短縮されました。

2021年8月6日には、当パーキングエリアにスマートインターチェンジを併設する事業が、国土交通省によって新規事業化されています。
パーキングエリア内では、近隣の本線上で放送されているハイウェイラジオ（北関東道笠間局）を聴くことができます。
2023年にはトイレがリニューアルされ、より快適に利用できるようになりました。

道路
E50 北関東自動車道

歴史
2008年12月20日：真岡IC-桜川筑西IC間開通に伴い供用開始。
2010年12月21日：商業施設とガソリンスタンドを新設した『KASAMA TERRACE』がオープン。

施設
上下線共通
トイレ
男性：大7（和0・洋7）・小10
女性：29（和式1・洋式28）/同伴の男児用1
車いすトイレ：2
自動販売機
ハイウェイ情報ターミナル
スナックコーナー（7:00 - 20:00）
ショッピングコーナー（7:00 - 20:00）
ガソリンスタンド（ENEOS（セキショウカーライフ） セルフ式・24時間）
給電スタンド（24時間）
大地のたまご（球形の稲田石）
次の給油施設のあるSA/PA
西行き
（東北道宇都宮・仙台方面）：上河内SA（東北道）
（東北道館林・川口方面）：佐野SA（東北道）
（関越道・上信越道方面）：太田強戸PA（北関東道）
東行き
（水戸南・ひたちなか方面）：当エリアが最終給油所となる。
（常磐道つくば・三郷方面）：友部SA（常磐道）
（常磐道水戸・日立・いわき・仙台（常磐道経由）方面）：中郷SA（常磐道）
駐車場
西行き（高崎方面）
大型：19台
小型：24台
身体障害者用大型：2台
身体障害者用小型：1台
トレーラー：2台
東行き（友部方面）
大型：19台
小型：24台
身体障害者用大型：2台
身体障害者用小型：1台
* トレーラー：2台

隣
E50 北関東自動車道
(13) 笠間西IC - 笠間PA/SIC（SICは事業中） - (14) 友部IC

笠間パーキングエリアは、ドライバーにとって重要な休憩地点であり、今後スマートインターチェンジの併設により、更なる利便性の向上が期待されています。

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