第二磐梯吾妻道路

磐梯吾妻レークライン

磐梯吾妻レークラインは、福島県耶麻郡猪苗代町から北塩原村に至る、全長13.1kmの観光道路です。かつては福島県道路公社が管理する有料道路でしたが、2013年7月25日に無料開放されました。現在は福島県道70号福島吾妻裏磐梯線の一部として、多くの観光客や地元住民に利用されています。

概要

道路名の「レークライン」が示すように、磐梯山の噴火によって形成された磐梯三湖（小野川湖、秋元湖、檜原湖）の美しい景観を巡るルートとなっています。特に、小野川湖南岸から秋元湖の間を通り、檜原湖へと至る区間は、湖畔の自然を満喫できる絶景スポットとして知られています。

沿線には、中津川渓谷に面した「中津川渓谷レストハウス」や、3つの湖を一望できる展望スポット「三湖パラダイス」など、休憩や景観を楽しめる施設が点在しています。

特徴

絶景のドライブコース: 緩やかなカーブが続く道路は、運転しやすいドライブコースとして人気があります。特に紅葉シーズン（10月中旬から11月上旬）は、中津川渓谷をはじめとする沿線が鮮やかに彩られ、多くの観光客で賑わいます。ただし、紅葉シーズン中は路肩に駐車する車両や歩行者が多いため、通行には注意が必要です。
湖沼群の眺望: 「三湖パラダイス」や涼風峠からは、磐梯三湖をはじめとする湖沼群の美しい景色を一望できます。周囲は広葉樹の森林に囲まれており、四季折々の自然を満喫できます。
冬季閉鎖: 11月上旬から4月中旬までは冬季閉鎖となり、通行できません。事前に道路情報を確認することをおすすめします。

路線データ

路線名: 福島県道70号福島吾妻裏磐梯線
延長: 13.1 km
供用開始年月日: 1972年（昭和47年）10月20日
最終償還年度: 2013年（平成25年）7月24日

道路施設

レークラインには、以下の主要な橋梁があります。

小倉川橋: 全長20.5m、幅員7.7m。猪苗代町若宮字吾妻山甲にて小倉川を渡ります。
新大倉川橋: 全長172.2m（新設部112.3m）、主径間42.9m、幅員7.5m。1989年の台風13号による大倉川の氾濫で旧橋が流出したため、災害復旧事業として建設されました。
中津川橋: 全長100.0m、幅員7.8m。中津川渓谷に架かり、渓谷の美しい眺望を楽しめます。ただし、橋梁前後にカーブがあり見通しが悪いため、駐停車は禁止されています。

訪れる際の注意点

紅葉シーズン中は交通渋滞が発生しやすいため、時間に余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
冬季は閉鎖されるため、事前に道路情報を確認してください。
* 中津川橋など、駐停車禁止場所での駐停車は絶対にやめてください。

磐梯吾妻レークラインは、美しい自然を満喫できる魅力的な観光道路です。ドライブやツーリングで訪れて、その絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。

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