第1地対艦ミサイル連隊

第1地対艦ミサイル連隊の概要

第1地対艦ミサイル連隊は、陸上自衛隊の一部隊で、北海道の北千歳駐屯地に駐留しています。この連隊は、脅威となる敵艦艇に対して対抗するための対艦ミサイルを運用する精鋭部隊です。連隊長には1等陸佐（二）が任命されており、その任務は敵艦艇を排除することです。

歴史

この連隊の起源は、1969年に設立された第125特科大隊にまで遡ります。当初は67式30型ロケット弾発射機を装備していましたが、その後進化し、1992年に88式地対艦ミサイルシステムを持つ最初の連隊として新たに編成されました。

重要な出来事の年表

• - 1969年3月25日: 第125特科大隊が北千歳駐屯地で編成を完了。
• - 1992年3月26日: 第125特科大隊が廃止。
• - 1992年3月27日: 第1地対艦ミサイル連隊が北千歳駐屯地で新たに編成される。
• - 2000年3月28日: 支援体制が変更され、整備部門が北部方面後方支援隊に移管。
• - 2024年3月21日: 第306地対艦ミサイル中隊が新編される。
• - 2025年3月24日: 部隊改編が実施され、中隊名が改称される。

連隊の構成

第1地対艦ミサイル連隊は以下のように編成されています。

• - 本部管理中隊「1地対艦-本」: 指揮統制装置、捜索・標定レーダー装置、中継装置を使用。
• - 第1地対艦ミサイル中隊「1地対艦-1」: 88式地対艦ミサイルシステムを搭載。
• - 第2地対艦ミサイル中隊「1地対艦-2」: 同様に88式地対艦ミサイルシステムを運用。
• - 第3地対艦ミサイル中隊「1地対艦-3」: 88式地対艦ミサイルシステムを装備。
• - 第306地対艦ミサイル中隊「306地対艦」: 新編された部隊。

整備支援部隊

連隊の整備支援に関しては、設立時に高射特科群のように野整備部隊を持っていましたが、2000年に支援体制が変更され、北部方面後方支援隊に依存することにしました。

• - 直接支援隊「1地対艦-直支」: 1992年から2000年まで運用。
• - 北部方面後方支援隊第101特科直接支援大隊第3直接支援中隊「101特直支-3」: 2000年以降の支援を行っている部隊です。

主要装備

主な装備としては以下のものがあります。

• - 88式地対艦誘導弾システム: 基本的な対艦ミサイルシステム。
• - トラック各種: 73式小型、中型、大型トラックを含む。
• - 武器類: 9mm拳銃、89式5.56mm小銃、12.7mm重機関銃、など。
• - 小型ドーザ: 様々な状況に対応するために用意されています。

終わりに

第1地対艦ミサイル連隊は、高度な技術と訓練を持つ部隊であり、陸上自衛隊の防衛力の一翼を担う重要な存在です。北千歳駐屯地という戦略的な位置にあるこの連隊は、国家の安全保障のために日々訓練を行い続けているのです。

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