第1施設群

第1施設群について

第1施設群（だいいちしせつぐん）は、かつて陸上自衛隊の一部として北海道の恵庭市に存在した部隊で、2004年3月29日に解散しました。これは、第3施設団に属する施設科部隊の一つであり、様々な災害派遣や国際貢献活動に取り組んでいました。部隊は、群長として1等陸佐（二）が指揮し、本部管理中隊や複数の施設中隊から成り立っていました。

概要

第1施設群は、群長が1等陸佐（二）の役職に就き、全体で7つの中隊が組織されていました。構成としては、本部管理中隊に加え、4つの施設中隊、施設器材中隊、坑道中隊の計7つの中隊から成っていました。北部方面隊が創設された際には、直轄の施設科部隊として編成され、後に第3施設団に編入されました。この部隊は、多岐にわたる任務を持ち、特に自然災害時の救援活動や海外での支援任務において活躍しました。しかし、2004年の第3施設団の改編によって、部隊は廃止となりました。

沿革

独立第1施設群の設立

第1施設群の成り立ちは1952年に遡ります。1952年10月15日、独立第1施設群本部が勝田駐屯地で創設され、その後同年12月には南恵庭駐屯地に移駐しました。この当時、すでに北部方面隊の直轄の部隊として活動を開始していました。

第1施設群への改編

1954年7月1日、独立第1施設群は初めて「第1施設群」と改称され、さらにその後、複数の施設大隊が編成に加わりました。特に第102、103、104施設大隊が隷下に設けられました。

1961年8月17日には、第3施設団が新たに編成され、同団に所属することとなりました。その後、1976年には再編が行われ、南恵庭駐屯地において新たに第1施設群が創設されました。

2000年代の活動

1991年には新たに第301坑道中隊が編成され、施設群の活動が拡大して行きましたが、世紀が変わる2000年には支援システムの見直しがあり、部隊の整備部門が後方支援隊に移管されるなどの変化がありました。

廃止とその後

2004年3月29日、第1施設群は正式に廃止され、複数の中隊が閉鎖されました。廃止時点では、陸上自衛隊としての役割が大きく変わり、当該部隊の構成員は他の部隊に異動または再編されました。

終わりに

第1施設群は57年間の歴史の中で、さまざまな任務に従事し、多くの実績を残しました。その存在は、陸上自衛隊が国内外で果たしている役割の一端を象徴しており、多くの隊員にとって誇り高い任務を果たす場であったと言えるでしょう。

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