第12回世界ジャンボリー

第12回世界ジャンボリー

第12回世界ジャンボリーは、1967年7月31日から8月9日にかけて、アメリカ合衆国アイダホ州のファラガット州立公園で開催されたボーイスカウトの国際的な祭典です。このイベントは、ボーイスカウトの歴史の中でも最大規模のものであり、多くの国から参加者が集まりました。北アメリカでは2回目の開催となり、ビッグイベントとして注目を集めました。

テーマと会場

今回のジャンボリーのテーマは「For Friendship」（友情のために）であり、世界中のスカウトたちが友情を育むことを目的としています。会場となったファラガット州立公園は、美しいロッキー山脈の風景に囲まれた場所であり、参加者たちは大自然の中で楽しい時間を過ごしました。公園の広大な自然の中で、様々なアクティビティや交流が行われました。

参加者の多様性

このジャンボリーには、なんと105カ国から12,011名のスカウトが参加しました。これは、異なる文化や背景を持つ若者たちが一堂に会する貴重な機会であり、友情と相互理解を深める場となりました。特にイギリスからの派遣団は、1,300名にのぼる大規模なもので、北アメリカ地域以外からの参加としては最大となりました。イギリス連盟は、創立60周年に際して新しい制服を導入し、ジャンボリーへの参加を喜びをもって迎えました。

来賓と特別講演

このイベントには、著名な来賓も訪れました。中でも、オレブ・ベーデン＝パウエル（ボーイスカウト創始者の孫）や、当時の米国副大統領ヒューバート・H・ハンフリー氏も参加し、開会式や特別イベントでスカウトたちに激励の言葉を送りました。これらのゲストの存在は、ボーイスカウト活動の重要性や、友情の大切さを参加者たちに改めて感じさせるものでした。

イベントの意義

第12回世界ジャンボリーは、ただのイベントではなく、ボーイスカウト運動の精神を再確認する機会ともなりました。世界中の仲間たちとともに過ごすことで、異なる文化や価値観に対する理解を深め、友情を大切にする心を育むことができました。また、参加者同士が交流することで、新たな友情が生まれ、この経験が後の人生においても影響を及ぼすこととなりました。

結論

このように、第12回世界ジャンボリーは、友情をテーマにした国際的な祭典として、参加者たちにとって忘れられない素晴らしい経験となりました。次回は日本での開催が予定されており、参加者たちは新しい友情の扉を開くことを楽しみにしています。

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