第13回全国中等学校ラグビーフットボール大会

第13回全国中等学校ラグビーフットボール大会

第13回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、1931年の1月に兵庫県西宮市の甲子園南運動場で行われました。この大会は、旧制中学校や実業学校、さらに師範学校を対象としているラグビーの競技大会です。特筆すべきは、今大会から台湾の学校が新たに参加し、国際的な要素が加わったことです。

概要

日本国内におけるラグビーの普及と発展を目的としたこの大会は、全国の中等学校の生徒たちにとって、貴重な交流の場となっています。第13回大会では、さまざまな実業学校や中学校、師範学校からの参加があり、激しい試合が繰り広げられました。

参加チーム

大会には以下の学校が参加しました。

• - 秋田県立秋田工業学校（秋田県・実業学校）: 2年連続2回目の参加
• - 名教中学校（東京都）: 初出場
• - 同志社中学校（京都府）: 12大会連続12回目の参加
• - 兵庫県立第一神戸中学校（兵庫県）: 3年連続3回目の参加
• - 天理中学校（奈良県）: 2年連続3回目の参加
• - 福岡県立福岡中学校（福岡県）: 2年連続4回目の参加
• - 台北州立台北第一中学校（外地）: 初出場
• - 京城師範学校（外地・師範学校）: 2年連続2回目の参加

これらの学校の参加が大会をより一層盛り上げました。

試合結果

大会は1回戦から進行し、以下の試合結果が記録されています。
1回戦では、

• - 神戸一中が天理中に対して11-18で敗北
• - 名教中は福岡中に0-14で敗北
• - 台北一中は同志社中に8-19で敗北
• - 秋田工は京城師に6-31で敗北

準決勝では、

• - 天理中が福岡中を12-3で下し、
• - 同志社中は京城師に3-19で敗北しました。

そして決勝戦では、京城師範学校が天理中に34-3で勝利し、外地の学校として、さらに師範学校としても初めての優勝を成し遂げました。

結果まとめ

この大会の結果は、京城師範学校の素晴らしい成績を輝かせ、今後のラグビー大会への期待も高まる結果となりました。日本国内に留まらず、台湾の学校が参加したことにより、ラグビーが国を超えた交流手段となったことも特筆すべき点です。大会の運営と選手たちの努力によって実現したこのイベントは、ラグビーの魅力を一層深めるものとなりました。

補足

大会の結果や詳細については、当時の公式記録などで確認可能です。また、日本ラグビーに関する詳しい情報は、関連する出版物や公式サイトでもご覧いただけます。

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