第16回全国中等学校ラグビーフットボール大会
1934年1月、
兵庫県西宮市の甲子園南運動場において開催された第16回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、
旧制中学校、
実業学校、
師範学校が参加する重要なラグビー競技大会です。今年の大会は、参加校数が12校に増加し、シード制も復活しました。
参加校
出場した学校の中には、新たに参加する北海中学校や
広島県立第一中学校、
徳島県脇町中学校がありました。また、過去5年連続出場の京城
師範学校や、2年ぶりの参戦となる
慶應義塾普通部、台北州立台北第一中学校も注目されました。以下の学校が参加しました。
各校は今年の大会を目指し、激しい戦いを繰り広げました。
試合結果
大会の進行は次の通りです。
1回戦
- - 京城師範学校 58-0 北海中学校
- - 京一商業学校 8 - 8 天王寺中学校(抽選で京一商が勝ち抜け)
- - 神戸二中学校 40 - 0 脇町中学校
- - 台北一中学校 40 - 0 広島一中学校
2回戦
- - 京城師範学校 16-0 京一商業学校
- - 鞍山中学校 9 - 3 福岡中学校
- - 秋田工業学校 27 - 3 慶應普通部
- - 神戸二中学校 6 - 6 台北一中学校(抽選で神戸二中が勝ち抜け)
準決勝
- - 京城師範学校 49 - 0 鞍山中学校
- - 秋田工業学校 11 - 6 神戸二中学校
決勝
この大会で秋田工業学校は見事に初優勝の栄冠を手にしました。
総括
第16回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、多くの学校による熱戦が繰り広げられ、特に秋田工業学校の初優勝が印象深い大会となりました。大会を通じて、若きアスリートたちの情熱と努力が晴れやかに発揮される場となり、ラグビーの魅力を再認識させる成功した一戦となりました。