第18野戦砲兵旅団 (アメリカ軍)

第18砲兵旅団の概要

第18砲兵旅団（U.S.Army 18th Fires Brigade）は、アメリカ陸軍に属し、ノースカロライナ州フォートブラッグを拠点としています。この部隊は第82空挺師団の傘下に位置しており、陸軍のモジュラー部隊構想の一環として2008年6月以来、その編成が変更されました。これにより、部隊の名称も従来の「18th Field Artillery Brigade」から「18th Fires Brigade」に一新されました。しかし、部隊は第82空挺師団のパッチは着用せず、独自のパッチを保持しています。

空挺作戦への参加

第18砲兵旅団は、空挺部隊であるため、空挺作戦やその訓練にも積極的に参加しています。部隊は重量物の空中投下を行う能力を有しており、具体的にはM198 155mm榴弾砲やハンヴィー、FMTV（兵員輸送車）などがその対象となります。これにより、戦闘時に迅速な展開が可能となっており、様々な地形や戦場環境に柔軟に対応できるよう訓練が行われています。

部隊編成

第18砲兵旅団の編成は次の通りです。旅団本部隊の配下に、以下の部隊が存在します：

• - 第321砲兵連隊第1大隊
• - 第321砲兵連隊第3大隊
• - 第27砲兵連隊第3大隊
• - 第4防空第3大隊
• - 第188旅団支援大隊
• - 第206通信中隊

このように多彩な部隊編成によって、旅団は多様な任務に対応できる能力を備えています。

装備

各部隊における装備も最新鋭のものが揃っており、第321連隊の第1および第3大隊ではM777自走榴弾砲が使用されています。また、第27連隊第3大隊はHIMARS（高機動多連装ロケットシステム）を保有し、第4防空第3大隊はペトリオットPAC-3ミサイルシステムを装備しています。さらに、第206通信中隊にはJNN（Joint Network Node）など、通信分野でも最新技術が導入されていることで、部隊の戦闘力を向上させています。

まとめ

第18砲兵旅団は、アメリカ陸軍の中でも特に注目される部隊の一つであり、その空挺能力や先進的な装備、柔軟な部隊編成によって多様な任務に対応することが可能です。このような高い適応力は、今後の運用においてますます重要な役割を果たすことが期待されています。また、部隊の活躍は国内外における任務でも顕著であり、今後の動向にも注目が集まっています。

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