第183回国会

第183回国会（だい183かいこっかい）

概要

第183回国会は、2013年1月28日に開会し、同年6月26日までの150日間にわたって行われました。この国会は、2012年12月に実施された第46回[[衆議院議員総選挙]]の結果を受けて招集されたもので、民主党から自由民主党及び公明党への政権交代を背景にしています。

国会の始まりにあたる前の第182回国会では、特別会として衆議院議長や副議長の選出が行われた後に閉会しました。その後、12月26日に自由民主党の安倍晋三総裁が第96代内閣総理大臣として指名され、連立政権である第2次安倍内閣の発足が決まりました。この国会が、安倍政権下での初の本格的な国会となります。

各党・会派の状況

議会では、議席数において自民党と公明党が衆議院で3分の2の座を占める状況となり、与党の圧倒的な優位が続いています。この環境下で、自民党は多くの法律案を提出し、審議を進めていきました。

主な審議内容

国会では、以下のような主要な法案が議論されました。

• - 衆法（衆議院議員提出法律案）
• - 参法（参議院議員提出法律案）
• - 閣法（内閣提出法律案）
• - 条約

特に、予算案は重要な議題として扱われ、平成24年度及び25年度の補正予算が決議されました。特に、5月には共通番号制度関連法案が実現し、選挙運動におけるインターネット利用が法制化されるなど、重要な成果が挙げられました。

国会の進行

2013年に入り、会期開催に向けて様々なイベントが発生しました。1月15日には、平成24年度の補正予算が閣議決定され、安倍首相はアジア各国との関係強化を目指して外遊をしたものの、アルジェリア人質事件の影響で帰国を余儀なくされる事態が発生しました。

国会開会以降、安倍首相の所信表明演説を皮切りに本会議が進行し、続いて予算案の決定が行われました。特に2月には24年度補正予算が可決され、数々の予算関連が迅速に処理される流れが見られました。

3月には国民新党の解散が宣言され、政治的な変動が感じられる中、4月に入ると平成25年度予算案が承認されるなど、安倍政権にとって重要な進捗が見られました。

国会の結末

6月26日には会期が終了し、その間に75本の法案が提出され、63本が成立しました。特に、内閣提出の法案は全体の84%という高い成立率を記録しました。しかしながら、安倍首相に対しては問責決議案が可決されるなど、政権に対する批判も存在しました。国会閉会後、参議院選挙が控えている状況であり、引き続き政治状況に注目が集まります。

このように、第183回国会は多くの法案が審議され、安倍政権にとって重要な基盤作りとなった国会であったと言えるでしょう。

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