第19回全国中等学校ラグビーフットボール大会

第19回全国中等学校ラグビーフットボール大会

1937年1月、兵庫県西宮市にある甲子園南運動場にて開催された第19回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、旧制中学校、実業学校、師範学校、また高等普通学校を対象とした重要なラグビーの競技大会でした。この大会は多くの教育機関からの参加があり、特に注目されたのは朝鮮の教育機関である高等普通学校が初めて出場し、見事に優勝を果たした点です。

参加チーム

大会には多くのチームが参加しました。中にはシード校もあり、経験豊富なチームが進出しました。以下が参加した主な学校です：

• - 北海中学校（北海道）：3年ぶり2回目の出場
• - 秋田県立秋田工業学校（秋田県・実業学校）：8年連続8回目の出場
• - 早稲田実業学校（東京府）：2年ぶり5回目の出場
• - 京都市立第一商業学校（京都府）：2年連続14回目の出場
• - 兵庫県立第一神戸中学校（兵庫県）：2年連続6回目の出場
• - 天理中学校（奈良県）：3年連続8回目の出場
• - 崇徳中学校（広島県）：3年連続3回目の出場
• - 徳島県脇町中学校（徳島県）：3年連続3回目の出場
• - 福岡県立福岡中学校（福岡県）：5年連続9回目の出場
• - 台北州立台北第一中学校（外地）：4年連続6回目の出場
• - 培材高等普通学校（外地）：初出場
• - 撫順中学校（外地）：初出場

試合結果

大会は熱戦が繰り広げられました。以下が試合の結果です：

1回戦

• - 京一商 19 - 3 早実
• - 神戸一中 13 - 3 脇町中
• - 培材高普 8 - 3 天理中
• - 撫順中 11 - 6 秋田工

2回戦

• - 京一商 14 - 5 神戸一中
• - 台北一中 37 - 3 北海中
• - 崇徳中 3 - 3 福岡中（抽選で崇徳中の勝ち抜け）
• - 培材高普 11 - 0 撫順中

準決勝

• - 京一商 3 - 29 台北一中
• - 崇徳中 0 - 11 培材高普

決勝

この大会の決勝では、培材高等普通学校が台北一中に9-8で勝利し、初めての出場で初優勝を果たしました。この結果は、培材高普にとって歴史的な瞬間となりました。

参考文献

この大会の詳細については、"日本ラグビー2005平成16年～平成17年公式戦主要記録"（ISBN 4-583-03863-1）などが参考となります。さらなる情報は、大会の公式サイトにも掲載されています。大会の歴代優勝校が記載されており、ラグビーの歴史を知る貴重な資料となっています。

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