第2竜騎兵連隊 (フランス軍)

第2竜騎兵連隊

第2竜騎兵連隊（Fr: 2e régiment de dragons - nucléaire, biologique et chimique）は、フランス陸軍のNBC（核、生物、化学）防護を専門とする部隊であり、メーヌ＝エ＝ロワール県フォントヴロー＝ラベを拠点としています。この連隊は、工兵旅団に属していましたが、2010年の再編成以降、現在は第3機甲師団の下に置かれています。連隊の兵種は機甲であり、伝統的には騎兵に分類されています。

歴史

この連隊の起源は古く、1556年にコンデ家の騎兵中隊として創設されました。その後、1635年にオングリャン竜騎兵連隊に改名され、1646年にはコンデ騎兵隊として再編成されました。1776年にコンデ竜騎兵隊に改名され、1791年には最新の名称である第2竜騎兵連隊に変更されました。

第2竜騎兵連隊は多くの重要な戦闘に参加しており、1792年のヴァルミーの戦いを皮切りに、1805年のアウステルリッツの戦い、1806年のイエナ・アウエルシュタットの戦い、1807年のアイラウとフリートラントの戦い、1809年のヴァグラムの戦い、そして1815年のワーテルローの戦いにも参戦しました。1830年に第2竜騎兵大隊に再編成され、1914年には第1次世界大戦において戦闘に従事しました。

後の歴史では、1939年に第2竜騎兵連隊として再編成され、1940年にオーシュで停戦を迎えました。また、1957年から1962年にかけてのアルジェリア戦争にも参加しています。2005年には特殊武器防護任務を担い、工兵旅団の下に置かれるようになりました。

編成

連隊の最新の部隊編成には、連隊本部や複数の中隊が含まれています。具体的には、本部管理中隊、管理支援中隊、3つの対NBC中隊、そして予備役訓練用の中隊が存在します。

さらに、連隊は約750名の将兵から構成されていますが、2008年には2個中隊を増設し、最終的には約1000名にまで拡張される予定となっています。

装備

第2竜騎兵連隊は、各種先進的な装備を保有しています。主要装備の一部には、GIAT BM92-G1、FA-MAS、AA-52（車載機銃）、AAT-F1、12.7mm重機関銃のスティンガー、VAB、VAL、TRMシリーズ（2000、4000、10000）、P4、S3P個人防護装備、ANP VP F1防護マスク、XOM1050線量計などが含まれます。

結論

第2竜騎兵連隊は、長い歴史を有し、数々の戦闘を経験してきた部隊であり、現在もフランス陸軍の重要な一翼を担っています。特にNBC防護に特化した部隊として、現代戦において大きな役割を果たしています。また、彼らの多様な装備と人材は、将来的な任務においても重要な資産となることでしょう。

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