第23飛行隊 (航空自衛隊)

航空自衛隊 第23飛行隊

第23飛行隊は、航空自衛隊航空教育集団 飛行教育航空隊隷下の飛行訓練部隊です。新田原基地（宮崎県）に所在し、主にF-15J/DJ戦闘機を使用した戦闘機操縦課程の教育を行っています。

概要

1990年代まで、航空自衛隊の戦闘機パイロットは、T-4練習機、T-2練習機を経て、F-15またはF-4EJ改の機種転換操縦課程に進むという流れで育成されていました。しかし、T-2の退役とF-2戦闘機の導入が近づき、パイロット教育体系の見直しが迫られました。

そこで、1999年8月3日に新田原基地に臨時飛行教育航空隊が発足し、F-15への転換訓練を開始しました。2000年10月6日には、臨時飛行教育航空隊が飛行教育航空隊に改編され、第23飛行隊が編成されました。これにより、従来のF-15転換訓練を担っていた第202飛行隊は閉隊しました。

第23飛行隊は教育専門の飛行隊であり、対領空侵犯措置任務からは除外されています。これは、パイロット育成に専念するための措置です。

部隊マークは、「23」を表す黄色と赤色の矢を背景に、躍動感あふれる野生の若駒（都井岬の御崎馬がモチーフとも）がデザインされています。これは、若駒のように未来へ羽ばたくパイロットを育成するという思いが込められています。

沿革

1999年（平成11年）8月3日：新田原基地にて臨時飛行教育航空隊発足
2000年（平成12年）10月6日：臨時飛行教育航空隊が飛行教育航空隊に改編。隷下に第23飛行隊編成

歴代運用機

練習機: F-15J/DJ (2000年～)
連絡機: T-4 (2000年～)

関連項目

第21飛行隊：同じく飛行教育航空隊隷下の部隊
第202飛行隊：かつてF-15の機種転換訓練を担っていた部隊

外部リンク

航空教育集団ウェブサイト
航空自衛隊新田原基地

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