第25回全国中等学校ラグビーフットボール大会
第25回全国中等学校ラグビーフットボール大会は、
1943年1月に
兵庫県西宮市の甲子園南運動場において実施されました。この大会は、
旧制中学校や
実業学校を対象にしたラグビーの競技大会で、当時の日本のラグビー界において重要な役割を果たしていました。
しかし、会期中の厳しい戦争状況が影響を及ぼし、この大会が最後の開催となりました。その後の再開は
1947年まで待たなければならず、戦争による影響で
外地の学校が参加しないことから、参加校数は9校となりました。
参加チーム
参加した学校は次の通りです:
1.
北海道庁立函館中学校(
北海道) - 4年ぶり2回目の参加。
2.
慶應義塾普通部(
東京都) - 9年ぶり10回目の参加。
3.
三重県立松阪商業学校(
三重県・
実業学校) - 3年連続3回目の参加。
4. 同志社中学校(
京都府) - 3年ぶり18回目の参加。
5.
大阪府立天王寺中学校(
大阪府) - 2年連続8回目の参加。
6.
兵庫県立第二神戸中学校(
兵庫県) - 2年連続7回目の参加。
7. 崇徳中学校(
広島県) - 2年連続8回目の参加。
8.
徳島県脇町中学校(
徳島県) - 2年連続6回目の参加。
9. 福岡県立福岡中学校(福岡県) - 3年連続14回目の参加。
今回の大会では、脇町中と松阪商が1回戦を行い、その他の試合が展開されました。
試合結果
1回戦
2回戦
- - 函館中 5 - 19 天王寺中
- - 神戸二中 38 - 0 松阪商
- - 同志社中 5 - 16 崇徳中
- - 慶應普通部 0 - 64 福岡中
準決勝
- - 天王寺中 12 - 6 神戸二中
- - 崇徳中 0 - 12 福岡中
決勝
決勝戦では、天王寺中が福岡中を6 - 0で破り、見事に初優勝を飾りました。
この大会は、日本のラグビーにおける歴史の一部であり、特に戦争の影響を受けていた時期に行われた貴重なスポーツイベントでした。印象的な結果と参加校の熱意は、現在も語り草となっています。
脚注
大会に関する参考文献として、以下の資料があります。
- - 日本ラグビー2005平成16年~平成17年公式戦主要記録 ISBN 4-583-03863-1
外部リンク
大会の詳細情報は、毎日放送の大会公式サイトで確認することができます。歴代優勝校のリストも掲載されており、過去の大会を懐かしむことができるでしょう。