第25回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

第25回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

2016年10月7日から10日にかけて、前橋競輪場にて第25回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントが開催されました。この大会は、平成28年熊本地震の被災地支援競輪として実施されました。また、この年から開催時期が10月となり、1998年の第7回大会以来、長らく7月開催だったものが変更されました。

決勝戦

10月10日に行われた決勝戦では、誘導員を手島志誠選手（群馬）が務めました。

レースは、脇本雄太選手が主導権を握り、打鐘を迎えます。最終ホームでは一列棒状の隊列で通過。2コーナーで古性優作選手が4番手から捲りを仕掛け、さらに車間を空けていた稲垣裕之選手が3コーナーから番手捲りで続きます。稲垣選手がそのまま押し切り、12度目の挑戦で念願のGI初優勝を果たしました。バックから内を進んだ単騎の平原康多選手は、4コーナーで村上義弘選手を外に飛ばすなど奮闘し、2着に入りました。

その他の情報

前橋競輪場での寬仁親王牌開催は、2010年大会で市田佳寿浩選手が優勝して以来、6年ぶりでした。また、GI開催としては、2014年9月のオールスター競輪で武田豊樹選手が優勝して以来、2年ぶりとなります。

8月のオールスター競輪（松戸）、9月の共同通信社杯（富山）と、短走路でのビッグレース開催が続きました。

決勝戦の模様は、テレビ東京系列6局ネットで中継され、群馬テレビでもCS放送の同時ネットで放送されました。優勝した稲垣選手へのトロフィー下賜は、前年、前々年同様に彬子女王が行いました。

大会総売上は83億6470万5400円で、目標の94億円には届きませんでした。これは、年金支給日前の開催となったことが影響したと考えられます。また、昨年比では90.8％と売上は減少。6月の高松宮記念杯競輪で記録した「4日制以上のG1の最低売上額」を大幅に更新してしまいました。

競走データ

決勝戦に進出したメンバーの中で、古性優作選手は今回がGI初優出となりました。100期以降の男子選手では、3月のダービー・三谷竜生選手、5月のダービー・近藤龍徳選手に続いて3人目です。

外部リンク

KEIRIN.JP 特設サイト
日刊スポーツ 特設サイト
* Kドリームス 特設サイト

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