稲垣裕之

競輪選手 稲垣裕之

稲垣裕之は、1977年7月28日生まれ、京都府舞鶴市出身の競輪選手です。日本競輪学校（現：日本[[競輪選手養成所]]）第86期生で、日本[[競輪選手会]]京都支部に所属し、ホームバンクは京都向日町競輪場です。師匠は元競輪選手の八倉伊佐夫氏です。

競輪選手への道のり

高校時代から競輪選手を目指していた稲垣選手は、京都府立西舞鶴高等学校在学中に競輪学校を受験するも不合格。卒業後は海上自衛官として勤務しながらトレーニングを続け、3度目の挑戦で競輪学校に合格しました。同期には井上昌己選手や村上博幸選手らがおり、在校競走成績は14位でした。

2001年8月4日に富山競輪場でデビューし、同日に初勝利を飾りました。2003年にはGI初出場となる寬仁親王牌に出場、同年のヤンググランプリにも出場しています。

トラック競技への挑戦

競輪での活躍に加え、稲垣選手はオリンピック出場も目指し、トラック競技にも挑戦します。2005年にはトラックレースのナショナルチーム入りを果たし、トラックワールドカップや世界選手権に出場しました。2006年のアジア競技大会ではケイリンで銅メダルを獲得するなど、国際舞台でも実績を残しました。

しかし、2007年の全日本[[自転車競技選手権大会]]で3位に終わったことで、ナショナルチーム入りを逃し、北京オリンピックへの道は閉ざされてしまいます。

競輪での活躍

トラック競技と並行して競輪にも出場し、2005年には高知記念で優勝、2006年にはサマーナイトフェスティバルを含むGIIで3度の決勝進出を果たしました。オリンピック出場の夢が絶たれた後、2007年のふるさとダービーではGII初優勝を飾りました。

2015年には高松宮記念杯競輪で2着、オールスター競輪で3着など、年間獲得賞金上位6位となり、KEIRINグランプリへの出場権を初めて獲得。同年のJKA「平成27年 表彰選手」では特別敢闘選手賞を受賞しました。

2016年にはオールスター競輪で2着となったものの、続く寬仁親王牌では初の特別競輪優勝を果たしました。2021年3月には通算500勝を達成し、競輪界の記録にその名を刻みました。

主な獲得タイトルと記録

2016年 - 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（前橋競輪場）
2021年 - 通算500勝達成（3月17日、大宮競輪場）

エピソード

2004年公開の映画『少年と星と自転車』に出演した経験があります。

外部リンク

選手プロフィール - KEIRIN.JP
稲垣裕之 - サイクリングアーカイヴス（英語）


稲垣裕之選手は、競輪だけでなくトラック競技にも挑戦し、国際舞台でも活躍した選手です。KEIRINグランプリ出場や特別競輪優勝など、競輪界を代表する選手の一人として、その活躍は記憶されています。

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