第3回IIFAウトサヴァム

2024年9月27日、アラブ首長国連邦アブダビ市のヤス島エティハド・アリーナにて、第3回IIFAウトサヴァムが開催されました。IIFAウトサヴァムは、南インド映画を対象とした、輝ける才能と優れた作品を表彰する映画賞です。タミル語、テルグ語、マラヤーラム語、カンナダ語映画の各部門で、その年の最高傑作や、観客を魅了した俳優陣、そして映画制作に貢献したスタッフたちが称えられました。

本年度の授賞式は、当初2024年6月6日と7日に開催される予定でした。タミル語映画とマラヤーラム語映画部門が6日、テルグ語映画とカンナダ語映画部門が7日に行われる予定でしたが、後に9月27日への変更が発表されました。この変更により、授賞式はIIFAフェスティバル2024の開幕イベントとして位置づけられることとなりました。IIFAフェスティバル2024は、9月27日から29日にかけて開催され、28日には第24回国際インド映画アカデミー賞、29日にはIIFAロックがそれぞれ開催される予定です。

授賞式では、各部門の司会者が華麗な進行を務めました。テルグ語映画部門はラーナー・ダッグバーティとテージャ・サッジャー、タミル語映画部門はサティーシュとディヴィヤ・メーノーン、カンナダ語映画部門はアクル・バーラージとヴィジャイ・ラーガヴェンドラ、そしてマラヤーラム語映画部門はパール・マーニーとスデーヴ・ナーヤルがそれぞれ司会を務め、会場を盛り上げました。ノミネート作品は2024年8月21日に発表され、受賞を期待する多くの関係者やファンを沸かせました。さらに、9月17日には主要部門の発表に先立ち、技術賞の受賞者が発表されました。受賞者たちは、映画製作における技術的な貢献を高く評価され、栄誉ある賞を手にしました。

IIFAウトサヴァムは、南インド映画界における重要なイベントとして確固たる地位を築きつつあります。各部門の受賞者だけでなく、インド映画界に多大な貢献をした人物たちへの特別賞も授与されました。インド映画功労賞にはチランジーヴィ、インド映画貢献賞にはプリヤダルシャン、ゴールデン・レガシー賞にはナンダムーリ・バーラクリシュナ、インド映画女性賞にはサマンタがそれぞれ選出されました。また、カンナダ語映画部門では、優秀賞にリシャブ・シェッティ、新人賞に『Kaatera』のアラダナ・ラームが選ばれました。

これらの受賞者たちは、それぞれの分野で卓越した才能と情熱を示し、インド映画界の発展に大きく貢献しました。第3回IIFAウトサヴァムは、南インド映画の輝かしい才能と、映画制作にかける情熱を世界に示す、盛大なイベントとなりました。今後の更なる発展が期待される、重要な映画賞です。将来、この映画賞が、インド映画界全体の更なる発展に繋がっていくことを期待しましょう。

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