第32回全日本大学サッカー選手権大会

第32回全日本大学サッカー選手権大会

1983年に行われた第32回全日本大学サッカー選手権大会は、12月1日から4日の間に大阪で繰り広げられました。本大会では、9つの地域から選ばれた大学チームと、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの優勝校が参加し、32回目となるこの大会の栄冠を争いました。

開催概要

大会には、北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州といった地域代表の総勢11校が参加しました。特に注目を集めたのは、総理大臣杯優勝の初出場となる順天堂大学でした。トーナメント形式で行われた試合では、各校がその実力を競い合い、学生スポーツの真髄を見せつけました。

大会日程と会場

大会のスケジュールは次のように組まれました。

• - 1983年12月1日: 1回戦
• - 1983年12月2日: 準々決勝
• - 1983年12月3日: 準決勝
• - 1983年12月4日: 決勝および三位決定戦

開催場所は主に2か所で、準決勝と決勝は西が丘サッカー場で、1回戦と準々決勝は駒沢競技場と等々力陸上競技場で行われました。このように、名だたる施設でのプレーは選手たちにとっても特別な経験となったことでしょう。

出場した大学

本大会に参加した大学は以下の通りです。

• - 順天堂大学（総理大臣杯優勝・初出場）
• - 札幌大学（北海道代表・16年連続16回目）
• - 東北学院大学（東北代表・7年ぶりの出場）
• - 筑波大学（関東第1代表・2年ぶり13回目）
• - 早稲田大学（関東第2代表・3年連続14回目）
• - 金沢大学（北信越代表・4年ぶり10回目）
• - 中京大学（東海代表・5年ぶり13回目）
• - 大阪商業大学（関西第1代表・4年連続15回目）
• - 同志社大学（関西第2代表・2年ぶり6回目）
• - 島根大学（中国代表・4年ぶり3回目）
• - 香川大学（四国代表・5年連続5回目）
• - 福岡大学（九州代表・3年連続12回目）

試合結果

試合が進む中、大阪商業大学がその力を発揮し、見事に決勝へと進出しました。決勝戦では激しい戦いが繰り広げられ、6年ぶりとなる大会制覇が期待されました。最終的に、大阪商業大学が優勝を決め、見事な復活を遂げたのです。これにより、彼らは2回目の栄冠を手にしました。

主な選手紹介

優勝を果たした大阪商業大学からは、以下の選手たちが特に注目されました。

• - 本並健治
• - 勝矢寿延
• - 菅野裕二
• - 望月聡
• - 梶居勝志

他にも、順天堂大学の平川弘や筑波大学の風間八宏、早稲田大学の関塚隆など、各校から多くの優れた選手が出場し、観客を沸かせました。

まとめ

第32回全日本大学サッカー選手権大会は、大阪商業大学の見事な勝利で幕を閉じました。この大会を通じて多くの才能ある選手が大学サッカーの舞台に立ち、熱き戦いを繰り広げました。今後も大学サッカーは日本のスポーツシーンにおいて注目される存在であり続けることでしょう。

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