第36回日本ハンドボールリーグ

第36回日本ハンドボールリーグの概要

第36回日本ハンドボールリーグは、2011年10月29日から2012年3月4日までの期間にレギュラーシーズンが行われ、さらに2012年3月11日と12日にはプレーオフが実施されました。この大会は、日本のハンドボール界の最高峰のリーグとして位置付けられています。

開催時期と背景

本大会は、ロンドンオリンピックの前年にあたる時期に開催されました。このため、オリンピックに出場するチームが活動を行う中で、通常の9月開催から10月末に変更されました。オリンピック出場権を争う選手たちにとって、この大会は特に重要な意味を持っていました。

参加チームの構成

リーグには、男子8チームと女子6チームが参加しました。男子の参加チームは次の通りです：

• - 大崎オーソル
• - 湧永製薬LEOLIC
• - 大同特殊鋼フェニックス
• - トヨタ紡織九州レッド・トルネード
• - トヨタ車体ブレイブキングス
• - 琉球コラソン
• - 豊田合成ブルーファルコン
• - 北陸電力ブルーサンダー

女子では、以下の6チームが競い合いました：

• - 北國銀行ハニービー
• - ソニーセミコンダクタBLUE SAKUYA
• - 広島メイプルレッズ
• - オムロンピンディーズ
• - 三重バイオレットアイリス
• - HC名古屋

男子リーグの動向

男子リーグは、8チームによる総当たりの2回戦制で11月12日に開幕しました。一巡目が終了した段階では、トヨタ車体が首位、次いで大同特殊鋼と湧永製薬が続く形となっていました。リーグ戦の終わりでは、大崎電気が11勝を挙げて1位となり、続いてトヨタ車体と大同特殊鋼がそれぞれ2位と3位を確保しました。特に4位争いは熾烈で、湧永製薬とトヨタ紡織九州が最後の試合まで進出の可能性を追い求めました。最終的には湧永製薬が4位となり、プレーオフ進出を果たしました。

男子プレーオフの結果

男子プレーオフでは、大崎電気、トヨタ車体、大同特殊鋼、そして湧永製薬の4チームが進出しました。3月10日、11日に行われたプレーオフでは、接戦が続く中で、大崎電気が優勝を果たしました。決勝戦は27-27で延長に突入し、最終的に大同特殊鋼が勝利を収めました。

女子リーグの概要

女子リーグも、6チームの総当たりで3回戦制が採用され、10月29日に開始されました。早い段階からオムロンと北國銀行が抜け出し、3位争いは広島メイプルレッズとソニーセミコンダクタ間の接戦が注目されました。女子の最終ランキングでも、北國銀行がトップの座を獲得し、続いてオムロンが続きました。

女子プレーオフの結果

女子ではプレーオフに北國銀行、オムロン、ソニーセミコンダクタが進出しました。オムロンとソニーセミコンダクタの対戦では、オムロンが勝利を収め、決勝戦では北國銀行を相手に優勝を手にしました。

表彰と受賞者

大会全体を通して、男性部門では大同特殊鋼の末松誠選手が最高殊勲選手に選出され、女性部門ではオムロンの藤間かおり選手が同賞を受賞しました。監督賞はそれぞれ大同特殊鋼の清水博之監督とオムロンの黄慶泳監督が受賞しています。

このように、2011-2012シーズンの日本ハンドボールリーグは、多くのドラマと熱戦を生み出し、選手たちの努力が光る大会となりました。

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