第39回日本レコード大賞

第39回日本レコード大賞

第39回日本レコード大賞は、1997年12月31日、TBS Aスタジオと赤坂BLITZにて行われました。この年度の受賞者は多くの注目を浴び、特に安室奈美恵が歌った「CAN YOU CELEBRATE?」が大賞を受賞したことが特筆されます。彼女はこの受賞によって2年連続の栄誉を手にし、2連覇を達成しました。この記録は中森明菜以来、歴史的には3組目となります。

大賞の「CAN YOU CELEBRATE?」は、オリコン年間シングルチャートで1位を獲得した楽曲であり、TBSの音楽番組『COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV』でも年間シングルランキングの1位となりました。この受賞は第36回以来3年ぶりとなります。また、小室哲哉がプロデュースしたアーティストが大賞を受賞するのは3年連続のことでした。視聴率は16.5%を記録し、視聴者の関心を集めました。

司会者

本賞の司会は堺正章と草野満代が担当しました。草野は前年のNHK退職後に、当時のTBSアナウンサーである雨宮塔子と共に登場しました。ラジオ中継は松宮一彦が担当し、全体的に動きのある式典となりました。

受賞作品と受賞者

• - 日本レコード大賞: 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」
• - 最優秀歌唱賞: 中村美律子「人生桜」
• - 最優秀新人賞: 知念里奈「precious delicious」
• - アルバム大賞: GLAY「BELOVED」

優秀作品賞には、安室奈美恵の他に多くのアーティストがノミネートされました。具体的には、Every Little Thingの「Dear My Friend」、オーロラ輝子の「夫婦みち」、河村隆一の「Glass」、GLAYの「HOWEVER」、香西かおりの「すき」、SPEEDの「White Love」などが挙げられます。また、新人賞には岩出和也と猿岩石も名を連ねていました。

特別賞とその他賞

特別賞には国際的なアーティストであるエルトン・ジョンが受賞し、作曲や編曲、作詩においても著名なアーティストが評価を受けました。作曲賞は久石譲の「もののけ姫」に贈られ、編曲賞や作詩賞もそれぞれに優れた作品が選ばれました。

技術面と制作協力

技術スタッフも充実しており、TD、カメラ、音声、照明など、多角的なサポートがありました。特に、null音響効果や公開部門で多くのスタッフが参加し、全体の演出が洗練されています。技術協力には名の知れた企業が関与し、TBSの名の下に制作が行われました。

この第39回日本レコード大賞は、音楽界の重要イベントの一つであり、数々の名曲やアーティストが喜びと栄光を手にした瞬間を象徴するものでした。

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