第4施設群

第4施設群について

概要

第4施設群は、陸上自衛隊の中で第1施設団に属する部隊で、神奈川県相模原市南区に位置する座間駐屯地を本拠地としています。1972年8月1日に設立され、元々は第104建設大隊を基にしたもので、陸上自衛隊内で4番目に設立された施設群です。群長には1等陸佐（二）が選任され、部隊は群本部、管理中隊、そして2つの施設中隊で構成されています。

この部隊は、国の重要なインフラの維持管理や災害時の救助活動、国際的な平和維持活動に取り組む姿勢が求められ、そのための多様な訓練を行っています。

沿革

第104建設大隊の成立

• - 1961年8月17日に朝霞駐屯地にて第104建設大隊が編成され、以後第1施設団に組み込まれました。
• - 1962年3月26日には宇都宮駐屯地に移駐しました。

第4施設群の創設

• - 1972年8月1日に第104建設大隊を基に第4施設群が宇都宮駐屯地で新たに編成され、第1施設団に従属しました。この際、群本部や本部中隊を含む多くの中隊が配置されました。
• - 1984年3月26日、第308ダンプ車両中隊が廃止され、1991年3月29日には第312地区施設隊が廃止され、ガバナンスの変化に対応した新編制が行われました。

移駐と改編

• - 2001年3月26日、第4施設群本部は宇都宮から座間に移転し、新たな役割を担う部隊として再スタートを切りました。その際、いくつかの中隊が廃止され、機能的な編成が促されました。
• - 翌年の2002年には、後方支援体制が強化され、整備部門が東部方面後方支援隊に移管されました。

最近の進展

• - 2008年にはさらなる部隊移動が行われ、2011年4月22日にはさらなる改編が実施され、新たな施設中隊が編成されました。
• - 2013年には座間分屯地が座間駐屯地として昇格し、中央即応集団のコマンドが移転してきました。
• - 2021年には東京2020オリンピック・パラリンピックに関連する部隊が編成され、2025年には一部中隊の廃止が予定されています。

主要業務と装備

第4施設群は、災害派遣や国際貢献活動において、必要なサポートを提供するための設備や技術を保持しており、神奈川県中部の警備を実施しています。相模原市、座間市を中心に幅広い地域を担当し、地域住民との連携も重要な要素としています。

部隊の装備や訓練内容はその時期の社会情勢や必要に応じて更新され、常に新しい挑戦に対応できるようにしています。各種の演習を通じて、部隊の機能性や連携思想を高める努力が続けられています。

このように第4施設群は、陸上自衛隊の重要な一翼を担い、国民の安全を守るために日々訓練を重ねています。

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