座間駐屯地

陸上自衛隊 座間駐屯地

座間駐屯地は、神奈川県相模原市に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。第4施設群をはじめとする部隊が駐屯しており、施設科部隊の重要な拠点となっています。また、在日米陸軍基地であるキャンプ座間と隣接しており、日米共同訓練なども実施されています。

概要

座間駐屯地は、キャンプ座間（在日米陸軍基地）と隣接しており、同居する形で所在しています。以前は朝霞[[駐屯地]]の座間分屯地として運用されており、「朝霞[[駐屯地]]座間分屯地」という名称でした。しかし、2013年3月の中央即応集団司令部移駐に伴い、所在地を座間市から相模原市へと変更し、駐屯地に昇格しました。駐屯地司令は、第4施設群長が兼務しています（2013年3月26日から2018年3月26日までは中央即応集団司令部幕僚長が兼務）。

沿革

日本陸軍時代

1937年（昭和12年）：帝国陸軍の陸軍士官学校（本科）が東京府市ヶ谷（現在の市ヶ谷駐屯地）から移転。
12月：昭和天皇が陸士卒業式に行幸し、同校に相武台の名称を賜る。

アメリカ軍時代

1945年（昭和20年）9月2日：第二次世界大戦終戦により、アメリカ軍が接収。
1950年（昭和25年）：アメリカ陸軍第8軍司令部が設置される。

陸上自衛隊時代（日米共同使用）

朝霞[[駐屯地]]座間分屯地

1971年（昭和46年）10月20日：座間キャンプの日米共同使用開始に伴い、朝霞[[駐屯地]]座間分屯地が開設。第102建設大隊が朝霞[[駐屯地]]から移駐。
1972年（昭和47年）7月31日：第102建設大隊を廃止。
8月1日：第3施設群を新編。
2001年（平成13年）3月25日：第3施設群が廃止。
3月26日：第4施設群本部が宇都宮[[駐屯地]]から移駐。座間分屯地司令職務担任部隊に指定。

陸上自衛隊座間駐屯地

2013年（平成25年）3月26日：座間駐屯地に昇格。中央即応集団司令部及び司令部付隊が朝霞[[駐屯地]]から移駐。座間駐屯地司令職務を第4施設群長から中央即応集団司令部幕僚長に移管。朝霞[[駐屯地]]業務隊座間派遣隊を廃止し、座間駐屯地業務隊を新編。東部方面会計隊本部座間派遣隊を廃止し、第441会計隊を新編。東部方面会計隊に隷属。
2016年（平成28年）3月28日：第388施設中隊「築城・障害」を新編。
2018年（平成30年）3月27日：部隊新編及び移駐。中央即応集団を廃止し、陸上総隊司令部日米共同部を新設（駐屯地司令業務は第4施設群に移譲）。第4施設群第364施設中隊が、駒門駐屯地から移駐。

駐屯部隊

座間駐屯地には、以下の部隊が駐屯しています。

陸上総隊

陸上総隊司令部
日米共同部

東部方面隊隷下部隊

第1施設団
第4施設群
東部方面後方支援隊
第102施設直接支援大隊
第1直接支援中隊
東部方面システム通信群
第105基地システム通信大隊
第305基地システム通信中隊
座間派遣隊
東部方面会計隊
第441会計隊
座間駐屯地業務隊

防衛大臣直轄部隊

警務隊
東部方面警務隊
第129地区警務隊
座間連絡班

キャンプ座間

座間駐屯地は、在日米陸軍のキャンプ座間と隣接しており、日米共同訓練などが頻繁に行われています。キャンプ座間は、在日米陸軍の司令部が置かれている重要な基地であり、座間駐屯地との連携は、日米同盟の強化に不可欠です。

最寄りの幹線交通

座間駐屯地へのアクセスには、以下の交通機関が利用できます。

高速道路: 東名高速道路 厚木IC/横浜町田IC
一般道: 国道16号、国道129号、国道246号、国道412号、神奈川県道42号藤沢座間厚木線、神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線、神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線、神奈川県道50号座間大和線、神奈川県道51号町田厚木線、神奈川県道407号杉久保座間線
鉄道: JR東日本相模線 相武台下駅、小田急小田原線 相武台前駅
港湾: 大磯港、真鶴港、熱海港、下田港（地方港湾）
飛行場: 厚木飛行場（その他の飛行場）

まとめ

座間駐屯地は、陸上自衛隊の施設科部隊の拠点として重要な役割を担っています。また、キャンプ座間との隣接関係から、日米同盟の象徴的な存在でもあります。駐屯地の歴史や部隊編成を理解することで、日本の防衛体制に対する理解を深めることができるでしょう。

外部リンク

陸上自衛隊座間駐屯地（@JGSDF_EA_Zama） - Twitter

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